2019年、中国経済は旧正月明けに注目

たとえば日本のバブル崩壊がお正月休み明けにあったのが分かりやすい例ですが、中国の場合は似たような現象が旧正月明けに起きやすく、そろそろ注目かなと思っています。お正月休暇の時期に入るとみんな少し休んで心理的に余裕が出ますから、さて、今後どうしようかと考えることになるわけですが、中華圏の場合はそれが旧正月ということになり、親戚一同集まりますから、資産形成の話題ものぼるわけです。たとえば息子さんがそろそろ大学に進学するような年齢になるということになれば、資産を売却して息子さんの留学費用を捻出する、みたいな話題にもなるはずです。特に中華圏の少子高齢かはすさまじい速度で進んでいますので、息子さんや娘さんへの投資が半端ではなく、子どもの留学のためなら今まで土地バブルなんかで得た含み益確定売りみたいなことは充分に起きるというか、バンバン起きると思ってちょうどいいと思います。

米中貿易摩擦がどうしたとか、中国の貿易統計が目に見えて現象しているとか、下げ材料もたっぷりあるわけで、今年の旧正月明けは何が起きるかちょっと注目と考えています。そうは言っても株でも土地でも急落防止のためにいろいろな手も打たれて行きますし、良いか悪いかは別にして共産圏だと議会を通さずにばんばんを手を打っていくこともできるわけですから、旧正月にわらわらと崩壊していくみたいなことはちょっと考えにくいことも忘れるわけにはいきません。

もちろん、上げ材料もあります。減税に金融緩和をやれるだけやっていく方針らしいと聞いてますから、手短かに話を省略して言うと、日本のリフレ派がやるべしと主張していることを、中国ではバンバンやっていくことになりそうだし、日本のリフレ派の主張を勉強しているのではないかと思うほど、そういう手の打ち方をしているように思えます。

で、結論としては下げ材料がどかっとある中、上げ材料もなくはないという状態で、旧正月明けでどういう動きが見られるかに注目かなあと思います。ここまで下げ材料が揃っている中、踏みとどまるか、ある程度、崩壊現象が起きるか、みたいなところでしょうか。

何年か前に上海総合指数が急上昇してばんっとバブル崩壊みたいな状態が起き、その時も「お、中国崩壊か」みたいな話がばーっと出回りましたが、話はそこまで単純ではありません。ま、いずれにせよどうなるか、ちょっと見て行きたいなあと思っています。香港、台北、シンガポールも連動しますんで、その辺りも含んで見て行く感じになると思います。