第二次世界大戦が起こる前に日本から参戦しなかった国へ脱出した人は終戦まで無事に暮らせた人はいましたか?

南米の日系人を思い浮かべました。戦争と全く関係のない生活を送りながらも、彼らは日本が戦争に勝てるかどうかを非常に気にしていました。終戦後、日本の敗戦を信じる人と信じない人との間で抗争が起こります。敗戦を信じる人を負け組と呼び、信じない人を勝ち組と呼んだそうです。南米では戦争の展開が日常生活と全く関係がなかったということが以上のことから分かるわけですが、当然、「負け組」が正しかったわけですけれども、戦後の怒涛の日本の発展は、あたかも日本が戦勝国であるかのような錯覚を与えるものであり、生涯、日本は勝ったのだと信じていた人もいたそうです。

これがハワイであれば、日本の勝ち負けは日系人の生活に直接影響を与えたに違いありません。また、ニューカレドニアへ移民した人たちは戦後、集団で帰国しますけれども、地勢上、ガダルカナルに近く、やはり戦争の行方は有形無形の影響を与えたに違いないと想像できます。

南米って、もしかしたら、とてもいいところなのかも知れません。行ったことはないですが。