イスラム教徒がヨーロッパを脅かすようになったことと、ヨーロッパ内部でプロテスタント勢力が大きくなったことの2つの要因により、ローマカトリックは危機感を抱くようになり、かつて東方へ行きキリスト教の王国を築いたといわれるプレスタージョンの伝説がもし本当であれば、地球を西へと進んで反対側の東洋に辿り着くことができれば、その王国と出会えるのではないか、もし出会えたとすれば、同盟してイスラム勢力を挟撃できるのではないかとの甘い期待からイエズス会の司祭たちにヨーロッパの外へ行くようにとの任務が与えられ、実際に行ってみたらプレスタージョンの王国などどこにもなかったものの、スペインとポルトガルの露払い役になり、世界が植民地化され、宣教師たちからすれば、宣教はできるは王は喜ぶはでウハウハになり、もっともっとと世界の隅々にまででかけていったということだと思います。