禁煙と禁酒‐ミニマリストへ

昨年から私はしばらく断酒していた。それからしばらくして飲むようになったが以前ほどは飲まなくなった。そして最近、タバコをやめて、お酒は本当に飲みたいと思わなくなった。というのも、自室でタバコを吸いながらお酒を飲むというのが私にとっては最上の楽しみだったのだが、タバコをやめたらお酒も別においしいと思わなくなってしまったのである。今の私にとって、お酒は費用対効果の悪い嗜好品になってしまった。従って、もう、自発的にお酒を飲むことはないだろう。これはそんなに悪いことではない。私の生活はお金をますます使わない方へと向かっている。さきほどスーパーマーケットまで豆乳と便秘茶を買いに行った私は帰り道、ここまで来たらミニマリストを目指すしかないだろうという心境になった。

私はミニマリスト初心者なので、諸先輩方ほど上手にできるかどうかはこれからだが挑戦してみる価値は充分にある。禅寺の坊さんとか、茶道を極めた人とかはミニマリストを理想にしていた。苦行をするのではない。無駄なことをやめて生活を可能な限り簡素なものにし、それを楽しむのだ。今の私ならそれができるかも知れない。お金をかけずに崇高な何かに到達できるとすれば、それはベストではないか。タバコをやめてから自宅の無駄なものを捨てるようになり始め、だいぶすっきりしてきた。すてればすてるほど不必要なものが目に入らなくなるので、楽に過ごせるのだ。繰り返しになるが初心者なのでどこまでできるかは不明だが、やれるところまで、極められるところまで目指してみたい。




昨夜、眠れなかったのでお酒を飲んでしまいました…

断酒を二カ月続けた私ですが、昨夜眠れず、気分も落ち着かず、ついにコンビニへ直行し、お酒を飲んでしまいました。罪悪感や敗北感はひとしおのものがあります。タバコも遠慮なくすぱすぱ吸ってしまいました。

禁欲には波があって当然ですから、そんな日もあるよと受け流せばいいかも知れないのですが、自分との約束を守れなかったという悔しさがあります。

ただ、久々にお酒を飲んでみて、お酒まずい…という感想を持ちました。自分はお酒が嫌いなんだという意識を持つことができたことは、もしかすると長い目で見れば+に働くかも知れません。昨夜は日本酒とウイスキーを買いましたが、ウイスキーに手を付けることはなく、おつまみはナッツでしたから、直接体重に影響するという感じでもありません。でも、悔しい…。

私は睡眠導入剤を使用していて、今、わりと多めに使っているのですが昨日は「ちょっと減らしてみようかな」と思ったのがよくありませんでした。頭ぼんやりして気持ちがわるいのに眠れないという最悪の状態になってしまい、これはもう酒の力に頼るしかないと思ってしまったわけです。勢いに任せてウイスキーに手を出さなかったところは自分を褒めてやりたいところです。

とりあえずウイスキーは冷蔵庫の中にしまい込み、普段は目につかないところに「隠して」おきたいと思います。昨夜レジで買い物したときは金額の高さに驚いてしまい、そうか、自分は最近は節約できていたんだなと実感し、それ以前に夜毎お酒を飲んでいた浪費に思いを致すと冷や汗がでる気分です。ああ、後悔。まあ、二カ月飲んだ後の日本酒(五合くらい飲みましたが)ですから、ただちに健康に影響することはないとは思いますが、今後は注意したいと思います。

断酒をして、瞑想をやってみた

私は躁鬱の傾向があるものですから、お酒を飲むとスパークしてとことん飲んでしまい翌日ほとほと後悔して自己嫌悪に陥り、自己嫌悪から逃れるために再びお酒を飲むという振り返ってみるとあまり酷い負のスパイラルに陥っていたのですが、断酒をしてみて気分が明るくなり、自己嫌悪からも逃れて一安心と思っていたところにふと気づいたのが、タバコとコーヒーの量が随分増えているということでした。

思うに、お酒で確かに何かを発散していた面もあり、お酒で発散しなくなった分無意識のうちにタバコとコーヒーに手が伸びているということなのかも知れません。ただ、幸いにしてまた飲みたいという欲求はないですし、飲んだ翌日の自己嫌悪はもう繰り返したくないですから、このまま飲まない人生を歩みたいのですが、タバコとコーヒーに対する自分の変化を見過ごすのも問題を先送りにすることになるなあと考え、で、たどり着いたのが「瞑想」というキーワードでした。

以前も時々思い出して瞑想するように心がけた時期もあったのですが、最近ばたばたと忙しくストレスばかりが溜まり、瞑想することすら忘れていました。瞑想は海馬の働きを活性化すると言います。意図的に脳を休ませ、結果として疲労回復、思考の発達、ストレスの軽減に良いらしいということ、自分で以前やってみて、ああ、これは確かにいいなあと思っていたのにそういったことを忘れていたのです。お酒を断つことが自分の目的と習慣になったので、そこから発想を辿り、そうだ瞑想があったと思うのはいい意味での自分の変化ですから、プラスの現象として受け入れて楽しみたいと思います。

で、少しやってみたのですが、瞑想をちっとやそっとやったところで雑念はどうしても浮かんできますし完全に何も考えないということはなかなかできません。それに3分程度やってみようと思って始めたものの、実際に3分やってみると長いと感じる…という、自分がまだまだ初歩の段階にいることに気づいたのでした。しかし、毎日10秒くらいなら瞑想にチャレンジできるのではないか、10秒は短いかも知れないがやらないよりはいいだろうとも思えました。知識提供、見解記述ブログであるにも関わらず、自己啓発的な内容の記事を入れ込んでいるわけですが、自分のブログなので、まあ、好きなことを書いていこうとも思います。最近は自己改革が自分のテーマになってきているようなので、しばらくは自己改革に取り組み、また経過などここで備忘も兼ねて積み重ねていきたいと思います。

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断酒は精神の安定に効果があると気づいた

飽くまで一般知識ですが、飲酒は人の心を抑うつへと誘導しやすいと言われています。もちろん反対にお酒を飲むと心が晴れやかになるという面もありますから、どちらが絶対ということはなのかも知れません。私は以前はお酒を飲んでうさを晴らすということをしていたのですが、際限なく飲んでしまうため、お酒をやめようと思い、ここしばらく全く飲まずに過ごすことができています。で、気づいたのですが、落ち込みにくくなり、葛藤することが明らかに減ってきたと感じます。

お酒を飲むと、過去の嫌なことを思い出し、あの時ああしておけば、それともこうしておけばというタラレバを考えてしまったり、取り返しのつかないことへの後悔に苛まれるということがままありました。以前はそれは自分の性格の問題かあるいは運勢の問題で、お酒を飲むこととは関係ないと考えていましたし、際限なく飲んでしまうほど自分が荒むのはそういう過去があったからだと考えていました。ただ、お酒を飲む自分がすさんでいるという自覚はあったので、そういうすさんだ自分が嫌だなあという思いがあって、健康もかなりむしばまれているに違いないという不安もあり、お酒を断ってみたのですが、以前の自分とは大きな違いがあるということに気づきました。

それは何かというと、以前は朝起きたときにまず過去の不愉快なことを思い出し、一日かけてその心境を修復し、心境修復にエネルギーを使ったのでお酒を飲むというサイクルだったのですが、お酒を断ってからは朝起きた時の心境がニュートラルなもので、特に何かを考えることもなく、あ、朝だな。起きようかという心境で一日の始まりを迎えることができたということです。このことに気づいて私は驚愕しました。嫌な気分だからお酒を飲んで忘れようとしていたのに、実はお酒を飲むから嫌な気分が増幅されているという逆の視点を手に入れた自分自身にも驚愕してしまいました。睡眠の質も明らかに違い、今の方が良質な睡眠を得ることができていると実感しています。

お酒を飲まなければお金を節約できますし、お酒で失敗することもありません。心が荒んだ醜態が人に見られることもありません。健康にもいいですし。それだけでもお酒を飲まないメリットは大いにあると思いますが、更に心理的な安定を得ることができるのであれば、もはやプライスレスといったところではないかと思います。このような心境に自分がなり得ると気づいただけでも、感謝したいような気持ちになりますねえ。

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