三軒茶屋のいきなりステーキで400グラムのステーキを食べた話

ステーキをがっつり食べたい、他に何もいらないという人にとって、三軒茶屋のステーキ屋さんである『いきなりステーキ』は正しく理想的なお店と言って良いのではないかと思います。

好きなだけ肉が食べられる、余計なものを省いて、ただただ肉に集中して食事ができるというこのお店のコンセプトは正しく私のような人間のためにあるのではないかと思えてなりません。

今回は二度目の来店ですので、前菜的なサラダは注文せずに、文字通りいきなりステーキの注文です。400グラムのステーキをお願いしたところ、レアがお薦めということでしたので、レアでいただくことにしました。

ただ、表面をさらっと焼いただけのレアの場合、400グラムのステーキですと分厚過ぎて中が結構冷たいです。その日は相当に冬の厳しさが残る時期でしたので、窓際に座る私の前のステーキくんみるみるうちに冷めてしまい、冷たい生肉をぐにゃぐにゃとしがむような感じになってしまいました。

しかし、このお店では「プレート再温めは遠慮なくお知らせください」と書いてありますので安心です。頼んで温めなおしてもらいました。するとちょうどいい、焼き加減的にも暖かさてきにもちょうどいい感じのステーキ君が私の前に帰ってきてくれ、私は幸福なうちに食事を終えることができました。感謝です。素晴らしいです。ステーキイエスです。







三軒茶屋の九州料理「熱中屋」さんがいろいろな意味でよかった件

三軒茶屋のすずらん通りは競争の厳しいところですが、そこでわりと早い時間帯からお客さんが集まっているのが九州料理の熱中屋さんです。

お店の人のホスピタリティがたいへんにありがたく、安心してオーダーできますが、値段もそんなに高くなく、本格的な九州料理が食べられるのが魅力です。

もつ鍋、馬肉、お刺身、焼酎など九州ならではのお料理が頼めます。私が行った時は働いている人はホールに二人、厨房に一人の少数精鋭で、たったこれだけの人数でこれだけ客入りのいいお店を回すのは、相当な気力体力が必要だろうなあとそれだけで驚きです。

お通しの明太子三種類がオツです。三種類ともおいしいです。

お通しの明太子三種
お通しの明太子三種

イカのお刺身が透けて見えるほどに薄く切られていて、食べやすく、かつゆっくりと味わいながら食べることができるので、私としては「あー、これはいい」と感涙ものです。

下のお皿が透けて見えるほど薄く切られたイカのお刺身
下のお皿が透けて見えるほど薄く切られたイカのお刺身

一番上の写真はもつ鍋ですが、もつ鍋独特のコラーゲンたっぷり感が素晴らしいです。もつ鍋のいいところはモツを食べているつもりでも実際には野菜もけっこうしっかり食べられるというところです。ダシが濃いので、野菜も肉の延長線上みたいな感覚で食べられます。九州のこういったお料理はおいしいですが、本場と同じ味を出すというのは簡単なことではありません。ここでは、大衆居酒屋みたいな雰囲気でありながら、九州で食べるのと同じ味がする!と個人的には思います。感動です。

最後は馬肉の握りで締めましたが、個人的には馬肉が好きで、馬肉のお店が関東では全然無いというわけではもちろんありませんけれど、少ないですし、なんか高くいなあと思うことが多いですが、このお店はそういう印象はありません。安くはありませんがどちらかと言えばリーズナブルと言っていい感じの値段設定のように感じます。

馬肉の握り
馬肉の握り

お酒が飲めてお料理もおいしい満足できるお店です。

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三軒茶屋の「いきなりステーキ」でがっつり肉が食える件

三軒茶屋の世田谷線の改札から真っすぐ南に行ったところにある「いきなりステーキ」はがっつり肉が食べたいという時に大変魅力的なお店だなあと私は感心するというか唸るというか嬉しいなあと思うのです。

人生でがっつり肉が食べたいという時は時々あります。やっぱ肉ですよ。肉。なんだかんだ言ってもお肉は嬉しいです。200グラムからステーキを頼むことができます。アメリカのステーキハウス風で沖縄とかにもありそうな、「ステーキが食べたい!」という人のためのお店です。

結構、一人のお客さんも多く、私の斜め後ろのお客さんが400グラムのステーキを頼んでいて私は心の中で「おー、すげー、やるなー」と驚いていましたが、そういう人にぴったりです。鉄板の上でじゅーっいう感じで湯気を立てているステーキ様が誘惑的です。

余計なことはいらないからとにかく肉をくれ。肉を。という人向けです。気取らず、でも雰囲気もあるし、なんといっても自分でステーキの厚さを選べるところが魅力です。

シェフの人が目の前で希望通りの厚さの肉を巨大な肉塊から切り取ってくれます。職人的に400グラムなら400グラム、200グラムなら200グラムをさっと切り取ってくれます。経験がものを言うという感じです。

お店に入るとまずサイドメニューを頼んでから、番号札を持ってシェフのところへ行って希望のグラムを伝えますが、この、まずサイドメニューを頼むというシステムに「うおー、商売上手!」と思いますが、それでいいのだと思います。経済の法則が成り立つことは大事なことです。

和牛もアメリカ産の肉も両方あります。和牛はもちろん素晴らしいですが、アメリカ産の素朴な「肉!」の感じも捨てたものではありません。その時々の気分によって選べばそれでオーケーと思います。

余計な気取ったところがないので、気軽にさっと入ってがっつり食べてさっと出る。大変魅力的です。何度でも通いたいお店です。

サイドメニューで頼んだサラダ
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カフェマメヒコの独特の世界と経営スタイル

カフェマメヒコはファンの多い独特の雰囲気を持つカフェとしてよく知られていることと思います。私もよくは理解していませんが、多分、三軒茶屋が本店で、他に渋谷にも一件あるのを知っています。その他にあるかどうかは分かりません。

流れている音楽がばしっときれいなクラシックで、ちょっと一瞬現実を忘れたい、ぼんやりしたいという時にうってつけのカフェです。お店で働いている人の感じがいいです。感じ良く接することをかなり本気で追及しているカフェだと感じます。コーヒーを売っているのではなくて、空間を売っているのだという哲学があるように思います。「空間」を「ホスピタリティ」と言い換えてもいいかも知れません。「我々は普通のカフェではない」と宣言しているように感じます。お料理の味もおいしいです。いろいろかなり追及しています。

演劇をやったり、映画をやったり、フリーペーパーを出したりしていますので、そういう独特の哲学とスタイルに共鳴する人が働いているのではないかと思います。

以前は違いましたが、今は席料を払わなくてはいけません。飲食した分の費用だけではなく、座っただけで費用がかかります。コーヒーを売っているのではなく、その空間を売っているという哲学があるのだろうなと思います。客単価が上がりますが、それが嫌な人は来なくてもいいという姿勢です。その方が、お店に理解のあるお客さんだけ集まりますので、結果としてはやりやすいのかも知れません。その分、割高にはなりますが、それだけの価値はあります。席料を払うとしても私は時々行きたいです。

少し面白いなあと思うのは、三軒茶屋の店舗の隣に販売専門のお店ができたことです。コーヒー豆の他にパンも売っています。毎週金曜日はあんこの入った円いパンを売ってくれます。販売専門ですが、少しだけ席があるので、そこに座ってパンを食べることもできます。私が「座って食べてもいいですか」と質問すると、お店の人は快諾してくれて、お水も出してくれました。パンは塩味が少しついていておいしいです。

カフェマメヒコの販売店で買った丸いパン。金曜日はあんこが入ったパンを売ってくれる。
カフェマメヒコの販売店で買った円いパン。金曜日はあんこが入ったパンを売ってくれる。

経営者の方がどんな人で、どんな経歴で、どういう理念でやっていらっしゃるのかとかは全然分かりません。ただ、フリーペーパーには「カフェの経営は正しい方法で行えば必ず利益が出る」というような主旨のことが書いてあったので、カフェマメヒコの独特の雰囲気は経営者が徹底して追及した結果、育まれたものと想像します。

カフェの雰囲気を楽しむだけでも価値は大いにありますが、よく通えば、お店のディテールから何かを学び取ることができるかも知れないなあなどと思います。




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三軒茶屋の星乃珈琲店でモーニングを食べた話

三軒茶屋駅から国道246号線に出て少し西へ歩いたところに、星野珈琲店があります。お店の雰囲気は重厚で、若干、『耳をすませば』の地球屋のおもむきを感じさせます。

モーニングを食べに入った時はお店で働いている人がびっくりするほどかわいかったので私はすっかり緊張してしまい、「も、もーにんぐを…」みたいな感じになってしまいましたが、うろたえる私に対して動ずることなく普通に席に通してくれました。

朝の時間帯はモーニングのセットもありますが、コーヒー一杯の値段でトーストとゆで卵がついてくるというので、それを頼みました。ゆで卵はむきやすく、トーストは普通と言えば普通ですが、先にバターを塗ってくれた状態で出してくれるので楽と言えば楽です。コーヒーカップも素敵です。

新聞や雑誌も置いてくれているので、朝、ぼんやりとひと時を過ごしたい人にはちょうどいいです。朝は普通、忙しいですから、ぼんやり過ごす時間がないという人の方が多いとは思いますけれど、むしろ、気合を入れて今日もがんばらなくてはいけないという時に、静かな時間を過ごすことは時には必要です。少なくとも私には必要ですので、こういう空間を提供してくれる星乃珈琲店のような存在は本当にありがたいです。

お手洗いがとてもきれいなのも好印象です。食事をしたり飲み物を飲んだりするお店では、お手洗いが少し広めで充分清潔ということが大切なように思います。そういうお店だと、また行きたいなあと思うようになりやすいと思います。

星乃珈琲店もある三軒茶屋は本当にとてもいいところだと思います。星乃珈琲店の隣には銀だこもありますので、銀だこが好きな私としては、そういう観点からもテンションのあがる一角です。



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三軒茶屋の「炭火焼肉ごろう」がおいしかった件

三軒茶屋は飲食店が集まってとても楽しいエリアです。しかも騒々しくなくて、歩いている人もお行儀がいい人が多くて、歩くだけでとてもいい気分になれる素敵な地域と思います。

なんとなく、おいしい肉が食べたいなあと思い、外から見てもおいしそうだなあと思って入ったお店が「炭火焼肉ごろう」です。「黒毛和牛」と看板に書いてありますから、看板を見ただけでも「わあ、おいしそうだなあ」と思います。一見ですからおっかなびっくり入ってみると、お店の人の対応が丁寧でとても感じがいいです。働いている人が美男美女です。ホールの人はかわいい人ばっかりでちょっと緊張してしまいます。厨房で働いている男の人もかっこいいです。なんか人種が違う感じです。凄いです。そんな人たちにサービスしてもらっていいのだろうかと思うほどです。

お料理の値段はちょっと高いです。全て黒毛和牛ですから、普通にいろいろ注文したら結構、高くついてしまうかも知れません。しかし、肉の盛り合わせを頼むとそんなに高くありません。切り落としとか切れ端とか、そういうお肉に下味をつけたものを出してくれます。肉は肉ですからおいしいことに違いはありません。柔らかくて味が濃いです。

お塩、レモン汁、タレのうち好きなものに焼けた肉をつけますが、下味がしっかりついていますので個人的にはちょいレアでレモン汁が一番おいしいように思います。

あと、このお店で素晴らしいのは土鍋で炊いた白米です。土鍋だからおいしいのか、それともお米がいいのか、或いは両方いいからなのか、つやつやでお米が立ち、味が濃いです。

焼酎二杯と肉の盛り合わせ150グラム、白米一合で全部で3000円代でおさまりました。私は多分、単価の低い方の客だと思うのですが、それでも気持ちよく対応してもらえてとても感謝です。本当においしかったです。また行きたいです。お店は世田谷通りを越えて国道246号線も越えたあたりにあります。



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三軒茶屋のそば屋さん「かしわや」さんを個人的に愛している件

世田谷線三軒茶屋駅の改札を出たすぐのところに「かしわや」というお蕎麦屋さんがあります。今川焼も売っているお店で、知っている人も多いと思います。個人的に好きなので、よく行きます。

かしわやさんは冷凍めんを使用していて、弾力があり、歯ごたえがとてもいいです。なぜ冷凍めんに弾力が出るのかはよく分かりません。ただ、他にも冷凍めんを使っているお店に入った時も独特の歯ごたえを感じたので、冷凍めんにはそういう不思議なマジックがあるのかも知れません。

かしわやさんに行くと、なぜかいつもイカ天そばの食券を買ってしまいます。なぜか分かりませんが、私にとってかしわやさんはイカ天そばのお店なのです。明大前の高幡そばに行くと必ずコロッケそばの食券を買ってしまうのと同じです。私の体内にそうするようにインプットされているのです。

以前は古びたテーブルがあっていい感じの立ち食いそばやさんでしたが、最近は白いプラスチックの椅子とテーブルになっていて、ちょっと雰囲気が違います。イカ天そばさえ食べられればそれでいいので、私としてはどちらでも構いません。

かしわやさんの名物といえば今川焼です。今川焼を大判焼と呼ぶか回転焼と呼ぶかは様々に意見が分かれるところだと思いますが、かしわやさんでは今川焼と書いていますので、ここでは今川焼で統一して呼称したいと思います。

かしわさんの今川焼は私も大好きで、おそばを食べたらその足で今川焼も買っていきます。好きな人にかしわやさんの今川焼をあげたことがあって、それは過去のささやかな青春の思い出です。売ってる人はずっと同じなので、きっと界隈では顔の知れた有名人です。売っている人が私のことを認識しているかどうかは分かりません。認識されると恥ずかしいので認識されていない方がいいです。

このお店の今川焼は時々「ホワイト」になります。個人的にはあんまりホワイトは好きではないです。いつも通りの焦げ茶色の今川焼が食べたいです。定期的にホワイトにしているのですが、いつがその日なのか書いてあるにもかかわらず私はちょっとよく分からなくて、うっかりホワイトを買ってしまうことがあります。そういう時は、あ…と思います。でも、ホワイトはっきっと人気があるので時々そうしているのだろうと思います。

夕方になると今川焼を買いたい人の行列ができます。人気のあるお店なのです。あんなお店があるなんて三軒茶屋は本当に素敵な場所です。かしわやさんに感謝です。



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