トランプ大統領誕生の現実味

つい先日まで考えられなかったことですが、トランプ大統領誕生の可能性が

にわかに現実味を帯び始めています。

トランプ氏が共和党の指名獲得を確実にした段階でも、大方の見方は

ほぼヒラリーで決まりでは?というものでしたが、ヒラリー氏のメール問題が

本格的に

炎上しており、アメリカ国内ではヒラリー離れが進んでいるように

見受けられます。

 

最近ではトランプとヒラリーではどちらに入れるかと問う世論調査で

は両者が拮抗し、トランプとサンダースであればサンダースに入れる

という人が多いという、ちょっと意味不明な複雑な状況に至っています。

最近までは共和党がトランプ派と反トランプ派で分裂するのではないかと

囁かれていましたが、今となっては民主党の方がヒラリー派とサンダース派で

分裂していると言ってもよさそうな雰囲気まで生まれてきています。

 

トランプ氏は本選に入ればヒラリー氏を攻撃するための「証拠」も持っていると

噂されており、それが炸裂すれば、トランプ大統領誕生の可能性が更に上がるかも

知れません。

 

とはいえ、大本命のヒラリー氏がこのような形でこけたり、サンダース氏が

ヒラリー氏を向こうに回して善戦したりと、本当に波乱含みで、本当に

こりゃ、わからん!

 

衆議院の解散と消費増税とサミット

安倍首相はリーマンショック級の経済危機でも起きない限り、

消費増税は予定通りに行うとの立場を崩してはいません。

 

問題は、リーマンショック級の経済危機を正しく定義することは

不可能なため、何をもってリーマンショック級の経済危機だと

判断するのかということになります。

 

今さら私が指摘するまでもないことですが、先日の伊勢志摩サミットでは、

安倍首相は世界経済の現状はリーマンショック直前のそれとよく似ていると

プレゼンしたと報道されています。

 

これまでにない踏み込んだ発言になったと捉えていいのではないかと

思います。これまで切り札として残しておいた表現をサミットという舞台で

ついに使ったといった感じではないでしょうか。

 

官邸サイドとしては、増税延期、或いは凍結、場合によっては減税するための環境は

整いつつあると表明しているのと同じですので、消費増税しないことを理由に

衆議院の解散が現実的な選択肢として考慮されていると受け取ることができると

思います。

 

ということになれば、解散風はますます強まり、週明けには「よしやるぞ!」的な

発言をする与党議員が現れても全く不思議ではないでしょう。

そこまで来れば解散風はもはや台風。

一機にそちらへと流れていき、囁かれている6月1日解散説も現実味を帯びてきます。

 

官邸ではシナリオは全て出来上がっていて、そのシナリオを発動させるかどうか、

させるとすればどのタイミングかを図っているに違いありません。

 

選挙は勝てる時にやらなくてはいけません。

「もっと勝てる時にやる」というのはある種の幻想であり、

ある程度勝てると判断できるうちにやってしまわなければ、

この先、何が起きるかわかったものではありません。

 

多少は減らすであろうとはいえ、ある程度の議席の確保の見通しが立つと

言われている今のうちにやってしまいたいと考えるのが普通なのではないか

という気もします。

 

ということで、「消費増税しないという理由で解散する」を結論にしたいと思います。

 

 

衆議院の解散はあるか?

「解散風は一度吹くと止まらない」

という言葉があります。

衆議院が解散されるのではないかという風聞が流れるようになり、

関係者一同その気になってしまうと、たとえ首相といえども

その流れに逆らえずに解散してしまうということらしいのです。

 

独占的に解散権を持つ首相でさえその流れに逆らえなくなるのかと言うと、

選挙の準備にお金がかかり、関係者スタッフ一同、心理的にも気合が入ります。

 

そのため、解散ムードが高まっているところで解散しないということになれば、

首相を支えようという雰囲気そのものが損なわれてしまい、政権維持が難しく

なるため、いったん解散の流れができるとそのまま進むしかなくなるようです。

 

首相は解散権をいつでも行使できることになっていますので、

「解散しない」と言っていて解散するのはオーケーなのですが、

「解散する」と言って解散しないのは通用しないようです。

 

そのため、安倍首相が解散は考えていないと強調するのは、

フリーハンドを保つために当然と言えば当然のこととも言えます。

一度でも「解散する」と言う、あるいはそれをにおわせると、

解散以外の選択肢はありません。

 

では、現在、解散風は吹ているでしょうか?

漏れ聞こえてくるのは、どうも解散を見越して準備を始めている人が

いるらしいといったところでしょうか。即ち、解散風は吹き始めている、

と言ってもよいでしょう。但し、本格的に吹いているかといえばそこまでは

まだ行っていないかも知れません。

 

私は今国会会期末の解散はありそうだ、あるかないかで言えば、

イエスではないかなあと思っています。

 

解散の可能性を探るために、この稿では解散風をキーワードにしていますが、

今年の場合、消費増税とサミットが更に深く読み解くカギになりますので、

そのあたりについては次の投稿で考えてみたいと思います。

 

(写真素材ぱくたそ)