ルールを守って戦争するということだと思います。以上結論で、以下解説です。
17世紀のウエストファリア条約以来、国際法は戦争が起きることを前提になるべく人間らしい戦争になるように残虐行為には至らなくてもすむようにとの方向性で発展したと言えると思います。初めのうちはカトリックとプロテスタントが宗旨が違うからといって残酷な手法で殺さなくてもいいですよね。というようなところから始まり、やがてハーグ陸戦規定やパリ不戦条約で侵略戦争は原則禁止というところまで発展していったわけですね。第二次世界大戦後もあんまり酷いと国連安保理が経済制裁などの形で介入できるというようになってきたわけですが、常任理事国が酷かったりして機能しない場合もあるわけですけど、それくらいの曖昧な部分を残しておいたので国連は今日まで続いてきたわけですね。で、この数十年は流れがいろいろ変わってきて、遂にPKO活動などによって平和を強制するという新しい流れにはなりましたが、今のウクライナでの戦争を見ると、大国が戦争当事者になった場合にPKOできないということがはっきりわかったということが言えると思います。