イギリスの機動的な艦隊の運用に清側がついていけなかったというのがあったと思います。
もし陸戦が中心の戦争であれば、清側には無限に兵隊がいたと言っても良く、イギリス側も包囲殲滅されるということもあったかも知れませんが、イギリス艦隊は神出鬼没に海岸に現れて清軍を各個撃破するという戦略を獲り、成功したわけですね。そこはイギリス側の戦略勝ちと言えるのではないでしょうか。
清仏戦争の時はフランス軍は陸戦で包囲されて全滅の危機にさらされたことがありましたが、そのようなフランスの動きと比較しても、アヘン戦争のようなあからさまな侵略戦争を称賛することはできませんが、それでもイギリス側の手際の良さは認めざるを得ないと思います。