「不況時の人員整理はどうするのが正解なのでしょうか?日本は新卒採用を絞ってリストラを減らしましたがそれは完全に間違いですよね?」とのquoraでの質問に対する私の回答です。
やっぱり「首切り」って残酷ですし、イジメて辞めさせるのもあんまりだと思いますから、採用を絞る自然減がまっとうなのではないでしょうか。たとえば非正規の方々の契約を更新しないとか、新人の枠を狭めるとかの方がまだましなんじゃないかなと思います。
もちろん、非正規の方々が守られないというのは問題あると思いますけど、辞めさせるためにイジメたりするような残酷さを考えると、契約を更新しませんんの方がまだ傷が浅いんじゃないかと思うんです。
新卒の人の場合、職業経験を積んでもらうためにはやっぱり企業が積極的に採用することも社会貢献にはなるはずなんですが、やっぱりこれも、イジメて辞めさせるよりはましなんじゃないかと思います。もちろん、私も就職活動で苦しみましたから、新卒の人たち、とくにこれから数年の若い人はそれはもう大変だと思うんです。でも、社会全体が「新卒で大企業に入れなければ、負け組」のような残酷な思想を捨てて、人それぞれ、その人に合った働き方をすればそれでいいじゃないという雰囲気になれば、大企業に入れなくても、アルバイトとか非正規の人でも、実家暮らしなら衣食住に困ることもないでしょうし、日本は土地余りまっしぐらですから、中年期に入っても適当に安価な住宅を見つけて入り、食事は自炊で衣服もファーストファッションで、全然それでもいいという雰囲気の社会になれば、いいんじゃないかなと思うんです。結果としてみんなプレッシャーから解放されて、もうちょと楽に生きることができるんじゃないでしょうか。