「株は投資ですか?ギャンブルですか?アメリカでは投資と考える人が多いですか?」とのquoraでの質問に対する私の回答です。
考え方次第、取り組み方次第とは思います。確かにアメリカでは多くの人が資産形成のために株を買いますし、私もアメリカの高校で株投資に関する授業を受けた経験があります。アメリカの場合、株は持っておけば勝手に上がっていきますから、10年、20年とホールドすることで老後の資産になるという感じで買われることが多いと思います。このような株の所有の仕方は投資であってギャンブルとは言わないと思います。日本株はリーマンショック以降、基本的には上昇し続けてきたとも言えますが、官製相場・日銀頼みですので、実体経済の裏付けに乏しく、日銀が「経済は充分に回復したので、今後は株価は自由放任で行く」と言い出せばどうなるか分かったものではありません。黒田総裁がいる間は多分大丈夫でしょうけれど、その後はさっぱり読めない面があります。で、そうなるとギャンブル性は高くなるとは思います。
以上述べたのは長期ホールドの場合ですけれど、短期の場合はどうか、スイング・デイトレの場合はどうかということになりますけれど、多少はギャンブル性は上がりますけれど、投機であって、ギャンブルとは思いません。ギャンブルは客が突っ込んだ資金のうち一定量が胴元に入るように設計されています。投機はそういうわけではりませんし、きちんと考えて経験を積み、自分でルールを確立することで資産を増やしていくことができます。