世界の標準語として使われる英語は、イギリス(英国)由来であると思いますが、フランス語やドイツ語、ポルトガル語ではなく、英語が覇権を握った理由はなんでしょうか?

「世界の標準語として使われる英語は、イギリス(英国)由来であると思いますが、フランス語やドイツ語、ポルトガル語ではなく、英語が覇権を握った理由はなんでしょうか?」とのquoraでの質問に対する私の回答です。

19世紀に覇権を握ったのはイギリスで、20世紀に覇権を握ったのはアメリカでした。2世紀にわたり英語圏の国が覇権を握ったのですから、英語が世界の標準言語として認識されるようになったとしても、不思議に思うようなことではありません。

以下、余談です。

フランスは確かに19世紀にイギリスと世界の覇権を争いましたが、アフリカでの戦いに敗れ、インドでの戦いにも敗れています。日本では薩長の背後にイギリスがつき、幕府の背後にフランスがついたため、幕末の動乱は英仏代理戦争みたいになっていたのですが、これも薩長勝利で要するにイギリス勝利ということですから、フランスはイギリスと対立すると基本負けています。フランスは結構弱くて、清仏戦争でも負けかけていて、包囲され全滅しそうになったこともあったようです。

ドイツ語についてですが、ハプスブルク家が神聖ローマ帝国とか、オーストリア帝国みたいな中央ヨーロッパの覇権を獲っていましたから、いろいろなことがうまく回っていれば、かなりのところまで行った可能性はありそうに思います。とはいえ大航海時代には乗り遅れ、産業革命でも乗り遅れてますから、どうしても2番手3番手のイメージが拭えませんし、フランス革命以降の歴史を見ると、神聖ローマ帝国はナポレオンによって解体されましたし、オーストリア帝国も第一次世界大戦の結果消滅。ドイツ帝国も同様に消滅しましたから、やはり国際政治で敗れたからドイツ語はそこまでパワーを持っていないという理解でいいのではないかなと思います。神聖ローマ帝国がローマ教皇とタッグを組んでヨーロッパを支配するという構造が続いたのですが、それがかえってあだとなってしまい、ナポレオンみたいな急進的な人物に狙い撃ちにされたという感がなくもありません。第一次世界大戦のときはウイリヘルム二世のようなボンクラが皇帝だったというのも運が悪いです。

ポルトガルですけれど、やっぱりナポレオンに引っ掻き回されて、王国としての実体が失われ、イギリスの好きなようにできる土地になったみたいなところがあるみたいです。今でも密かにポルトガルはイギリスの傀儡国家みたいな言い方がされる時があるみたいですが、現状もそうなのかどうかは分かりませんけれど。



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