「第二次大戦後期にオーストリアで起きたイッター城の戦い(Battle for Castle Itter)のように、アメリカ兵と日本兵がともに戦ったような状況はあったのでしょうか?」というquoraでの質問に対する私の回答です。
アメリカ兵と日本兵の協力というのは、ちょっと考えてみたのですが、聞いたことがないです。私が知らないだけかも知れませんけれど。ただ、中国で、国民党軍と旧関東軍将兵が協力して共産党軍とたたかったケースはありました。通貨事件と呼ばれていますが、結局、返り討ちにあってしまったため、ちょっとここでは述べられないような結末を迎えました。この時、溥儀の縁者が巻き添えになったことを溥儀の弟の溥傑氏の妻である嵯峨宮家の浩さんが自伝に書き残しています。