「もし、今も徳川幕府が続いていたらどんな日本になっていたと思いますか?葵紋の入ったF35だったのかな。」というquoraでの質問に対する私の回答です。
幕府官僚の特徴はリスクをとらないということです。ですから、外国に攻めていくようなリスクもとらなかったでしょうから、侵略戦争は起きず、敗戦国になることもなかったでしょう。
植民地化される心配は無用です。幕末、幕府はかなり強力な近代的陸海軍を持って居ましたので、欧米諸国が簡単に手を出せるような相手ではなくなっていました。
近代化されないことも心配無用です。渋沢栄一、福沢諭吉、榎本武揚など、幕府の近代化に取り組む官僚は多く、人材としては薩長を凌駕していたと私は思っています。議会制民主主義への理解も強く、薩長藩閥が議会設置をだらだらと引き延ばしたようなことも、幕府主導であれば、なかったのではないかと思います。
従いまして、幕府が存続した場合、日本は侵略戦争をしない近代的文明国家として国際的に名誉ある地位を築くことになったと思います。