北大路魯山人の世界‐美食と芸術の珠玉のエッセイ 北大路魯山人のエッセイはとても分かりやすい。読み手に分かるように書いているという著者の才能はもちろんあると思うが、更に本人のプラクティカルな生き方、現実的、具体的な生き様、物事の理解の仕方などが関係しているのではないかとも思えてくる。北大路魯山人の著作を朗読し、繰り返し聴いていると、彼の人となりの一端にでも触れられるようにも思えるし、そのように思えることこそ魯山人芸術という大きな山を登る読み手の楽しみだ。 北大路魯山人‐美食と芸術に関する珠玉のエッセイ朗読音源