藤沢駅前を歩いているとLITTLE MERMAIDの前で紅玉アップルパイを売っていた。個数限定販売で、なくなり次第終了という言葉に焦ってしまい、一つ買い求め、帰宅してから食べた。帰宅するまで持ち歩いていたので、箱にはやや水滴がついているのが写真からも分かるが、買ったその日に食べたので、消費期限的な問題はないはずだ。で、よく火の通ったリンゴのおいしいこと。シャリシャリがたまらないし、思いっきり甘いのに嫌にならない。パイ生地もすばらしい。サクサクで香ばしい。私はその味に悶絶し、LITTLE MERMAIDに感謝した。この焼き立てパン屋さんのチェーン店は日本国民をどれほど幸せにしてくれているだろうか。チェーン店なのに、焼き立てパンが食べられて、お店の周辺にまで焼き立てパンの香りが漂うなど、実に贅沢で素晴らしく、日本らしい豊かさの象徴である。
アップルパイの発祥の地はイングランドらしい。まさか…あの飯がまずいことで有名なイギリスがふるさとだなんて、信じがたい。イギリスの飯のまずさはトラウマものだが、アップルパイは例外なのだ。なんという感激の例外なのだろうか。