タバコを辞めてから、次第に元気になってきたのは分かります。なるほどタバコは体を痛めていたのだなと実感しています。また、タバコが嫌いな人から嫌われる心配はなくなりましたから、その点は心境的にはとても楽になりました。また、便秘や不眠などの離脱症状にはかなりまいっていましたが、便秘の方はだいたい大丈夫で、不眠は一番ひどい局面は過ぎたのではないかと思います。ですが、やはりいわゆる禁煙うつ的な症状に波があって、ぐったりとしてしまう時と、まあまあ元気な時に分かれます。時間が経てば、だんだんよくなっていくと信じたいです。
精神科医の樺沢紫苑さんがyoutubeでタバコとお酒は長い目で見て抑うつの要因になると言っていたので、きっとそうなのでしょう。タバコを吸うとその瞬間、気持ちが充実して気分転換にもなるのですが、その分、脳が自然に分泌するセロトニンなどが分泌されにくくなるので、長い目で見るとよくないそうです。もうちょっと続けたら、おー、こんな利点があるのか!と気づく時が来るかもしれません。
タバコは楽しみのためにする嗜好品ですが、嗜好品に頼り過ぎずに生きること、嗜好品をなるべく減らすことは禅やお茶の精神にもつながる自分を正しく制御するための方法論とも思えますので、禁煙は今後も続けたいと思います。禁煙を第一歩にして、自分が楽しむことよりも他人に奉仕する価値観が確立できるところへと進んでいければ理想的だなと思います。