タバコをやめて5日目。離脱症状とかそういうのは一切ないので、今回はほぼ間違いなく禁煙に成功できると思える。健康診断を受けて、結果は健康だったが、医者にタバコのことを指摘され、自分でも驚いてしまい、ぱたっと吸いたいという衝動がなくなってしまった。
で、せっかくタバコをやめたのだから、健康状態が良くなるとか、体調が良くなるとかを期待しているのだが、今日は歯茎に出血があった。年に一度は歯医者に行って歯茎の状態をチェックしてもらってきたので、今さら歯茎に出血とはどういうことかといぶかしく思ったのだが、禁煙すると歯茎から出血するというのは、わりとよくあることらしい。というのも、喫煙中は歯茎の血流が悪くなり、出血すべきところから出血しないのだが、禁煙すると歯茎に血流が戻って来るので、結果として出血すべきところから出血するということのようなのだ。従って、歯茎からの出血は肉体の血流状態が良くなっていることを示すということらしい。肩こりでガチガチな時に風呂に入って血行が良くなると、ふっと体が軽くなることがあるが、それと似た状態が口腔内で起きているのだろうと思う。歯茎に感覚が戻ってきているのが自分でも分かる。
今後どのような経過を辿るのかは自分でも興味深く観察したいと思うのだが、もはや禁煙の途端の苦しみみたいなネタはなく、淡々と心境と肉体の変化について報告できるようになるのではないかと思う。あんまりおもしろくないかもしれないが、禁煙が「苦しい」と感じてネタになる時代は終わっているかも知れない。今はタバコを吸わないのが普通であり、禁煙によって人生そのものを新境地へと導いていく知恵を持つべきなのではないかという気がする。