自慰行為禁止の心身への影響を考えてみる

最近ストイックにはまっている私は、自慰行為というものも一か月やめています。インターネットではあたかも無限の効果があるかのようなことが書かれていますが、実際どうなのかを確かめてみたいというのもあってやめてみたわけです。正直に言うと、身体に対しては大して大きな変化は現れませんでした。自慰行為をすると貴重な栄養素と男性ホルモンが失われるが、反対に自慰行為を禁止すればそれらが体内にためこまれ、顔つきが端正になり、筋肉もついて体が引き締まり、もてるようになるという半分都市伝説のようなことが言われています。しかし、そのような人は自慰行為禁止+筋トレ、食事制限など生活改善に取り組んでいる人が多く、体が引き締まるのは筋トレや食事制限で十分に説明できると思います。肌がきれいになるとか抜け毛が減ると言うのは少なくとも私には実感ができませんでした。顔色が良くなったとは言われましたが、それはむしろ断酒の効果によるものではないかと思います。

以上のように身体に関することだけに限ってみれば、大して効果ないと私は結論しつつあるのですが、精神に関してはかなりの違いがあるのではないかと思います。ネット時代ですからエッチな動画や画像は無限に閲覧することが可能です。自慰行為をする際にそういった動画や画像を見て行う場合が一般的だと思いますが、それらの動画や画像をみることはある種の依存症に陥る可能性があります。依存症は脳のストレス耐性を弱めると私は経験を通じて結論しているのですが、エッチな動画や画像を見ることをやめることにより脳のストレス耐性を更に高めることができるのではないか、結果として脳が鍛えられ、より成功する人生へと歩み出せるのではないかと思います。私は一か月、一切そういったものを見ていないのですが、現在は全く見たいと思わなくなっています。以前は男性である以上、必要だと感じていましたが、全然見なくても困らないということは、私は依存症に陥っていたのだと結論することができると思います。

自慰行為の禁止(いわゆるオナ禁)よりもエッチな動画や画像を禁止する(いわゆるエロ禁)にことにより脳の機能が向上するというのが私の個人的に得た感想です。異性との性行為を望み、同意の上でそれを行うのであればもちろん健全なことだと思いますが、デジタル情報の再構成に過ぎないエッチな動画や画像はやめた方がより健康的に生きることができるかも知れません。少なくとも私は脳の機能が上がったように感じますし、密かにそういうものを見ない男性なのだということについて、自己評価を上げることができました。これは大きいと思います。

以上がいわゆるエロ禁の効果と言えますが、画像や動画を見ずに行うにしても、自慰行為そのものが、ここは意見が分かれるところでしょうけれど、精神にはあまりいい効果はないのではないかと思います。というのも、自慰行為は代償行為ですので、私は個人的には敗北感が伴います。人によっては罪悪感があるそうです。私は他人に迷惑をかけないのであれば、罪悪感を持つ必要は一切ないと考えていますが、代償行為で自分を一時的に慰めていることの敗北感がセットでついてくるのです。自分に対して申し訳ないとも思いますから、自分に対する罪悪感も生まれているのかも知れません。自慰行為をしなければ、敗北感を感じなくて済みますし、もしも、日々自慰行為をするとすれば、私の場合は日々、敗北感にまみれるということになってしまいますから、自己評価を下げることにつながりかねません。おそらく多くの人の心理は私と変わらないと思いますので、敗北感を自分に与えないために、高い自己評価を保つために、自慰行為を禁止するというのは効果があるのではないかと思います。

一方で、手軽なストレス解消として推奨するサイトもあるようです。これは考え方によって分かれるところでしょう。私は「エロ禁」をすることで脳のストレス耐性が強まり、結果として自慰行為の必要性も下がるのではないかと今は考えているので、当面はこれを続けてみようと思っています。自慰行為を禁止して筋トレや瞑想、節制、読書などに励む人が顔つきが良くなったり、痩せたりしたなどの経験をネットに報告している事例が多くみられるのは、ストレス耐性が高まった分を自己訓練に励むことができるので、結果としてそういう効果を得ているのではないかと思います。そういう意味では間接的には確実に効果があるとも言えると思います。ストレス耐性が上がれば更にストイック自己改革に取り組むことができていきます。但し、「オナ禁」は結構ハードルが高いですから、他の軽度の依存症をやめていき、少しずつ脳のストレス耐性が上げてから臨むのが理想的かも知れません。

渡辺淳一さんの小説で、自慰行為の際に想像していた女性と結ばれるという内容のものがありましたから、あるいはイメージトレーニングの効果はあるかも知れませんので、そういう効果を期待する人は動画や画像に依存せず、脳内でイメージすることで自慰行為をするというのは方法論としてはあり得ます。確かめたことがないので分かりませんが…

私も節制が進み体重が一か月で5キロくらい落ちています。あと5キロくらい落としたいなあとも思います。糖質への依存が下がり、そんなに食べなくてもよくなった結果ではないかと考えています。今は節制が楽しいので、節制生活を続けるつもりです。私にはまだタバコ依存とコーヒー依存があります。コーヒーはやめなくてもいいかなあとは思っていますが、いずれはタバコをやめようと思います。タバコについては私個人はそこまで健康に悪くないと思っていますし、社会的圧力に負けているとも思うのですが、この世間様の圧力はもはや抗いきれないほど強くなっていますので、どうせやめるのであれば、自分が依存症をなくすことでどれだけストレス耐性があげられるかという新しいチャレンジをする心境で臨めば、やめやすいのではないかと推論しています。

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