これは最近、断酒してみて初めて感じるようになったことなのですが、人は欲求をコントロールすることによって人生を変えていくことができると思います。我慢とは少し違うものです。
まず、私には飲酒の習慣があったわけですが、飲酒を一切しなくってから体力だけでなくメンタルな面でも向上し、仕事に対する集中力や意欲などが確実にはっきりと上がりました。それで私は考えたわけですが、どうも依存性のある欲求を満たすことは脳に良くないのではないかということでした。私は文系なので脳学者とかそういうわけではないですが、よく耳にする前頭葉前頭前野が欲求をコントロールすることで発達するのではないかという考えにたどり着いたわけです。
そのような仮説にたどり着き、私が次に試してみたのが男性向けのエッチな画像や動画を一切見ないというものでした(今、とても真面目な話として述べいてます)。私は男性ですので帰宅して時間があるとき、仕事が終わって疲れているとき、ついついそういう方面の動画や画像を検索してしまうというありふれた習慣があったのですが、それを試みにやめてみたわけです。結果、メンタル的にはかなり向上するという実感を得ました。精神的に堂々としてきます。自分はそういう浅はかなものを見ない人間なのだという事実によって自分に自信がついてくるのです。私は仕事がら若い女性に日々会うことになるのですが「私は全然、エッチなことは考えていませんよ」という態度をとりながら、実は頭の中はそのことでパンパンだということにある種の罪悪感やうしろめたさを持っていたのですが、いざ、実際に見ないという事実を積み重ねることにより、うしろめたさがなくなって来ました。これは仕事をする上で極めて有利なことであり、精神的な余裕も生まれてきます。一度見ないと決めた以上、今後一切見ない、なぜならその方が結果として得だから。という確信を得るに至っています。ここは素人の推理になりますがエッチな動画や画像にはお酒と同様に依存性があり、前頭葉前頭前野を弱めてしまうのではないか、逆に言えばそういう依存性のあるものを排除することで脳が自ずと鍛えられるのではないかと考えています。脳が鍛えられて成功しないはずがありません。また脳が依存症になっている状態では人生で成功することは依存の度合いが大きければ大きいほど難しいと言えるでしょう。
お酒やエッチな動画・画像だけでなく、甘いものやファストフードにもそういう依存性があるように思いますので、控えるべきと思います。もちろん限度があって、仕事で疲れ切っている時はチョコレートやアイスクリームを食べることはありますし、コーヒーは毎日飲んでいます。また私はタバコを吸う習慣をやめることができていません。ごく個人的な見解を述べれば、タバコは必ずしも健康に悪いとは思えません。私の父方の祖母は喫煙者していましたが100歳ぐらいまで行きました。母方の祖母はお酒も喫煙もしませんでしたが、80歳ぐらいで寝たきりになり、88歳で亡くなりました。しかしながら、依存という観点から考えた場合、私がタバコに依存していることは間違いありませんから、脳を鍛えるために喫煙習慣から脱却することは意味があるのではないかと考え始めています。
最後に確認しておかなければならないのは、我慢するという依存から脱するというのは違うということです。我慢するというのは自分が必要を感じているにもかかわらず、それが手に入らないことに耐えるということですが、依存から脱するというのはそれが必要ないということに気づくということです。人には108の煩悩があると言われていますから、その全てが必要ないと感じられるほどに自分を高めていくことは難しいでしょう。また、たいていの人は何かに依存しているはずです。たくさんのものに依存している人がこの記事に出会ってくれたとすれば、これはいいチャンスです。依存しているもののなかから何か一つ、一番簡単にやめられそうなものからやめてみるのにチャレンジしてみることをお勧めします。生きる楽しみが減るという心配はありません。依存が減れば減るほどお金が貯まり、仕事がはかどり長期的な幸福は複利的に増大していくはずです。
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