約束を守るというのは、人間関係の基本と言えば基本ですが、稀にしれっと約束を破る人がいます。あれはいけません。生きていれば、しれっと約束を破ってしまった過去を持つ人もいるのではないでしょうか。私にもいくつか身に覚えがあり、思い出すたびにちょっと心境が暗澹たるものになってしまいます。約束を破ることは、その時は自分の都合を優先して出し抜いたみたいなことになりますけど、結果的には自分を責めることになり、罪悪感を抱えることになりますから、よりよい人生を送るためには決してお勧めできることではありません。しかも当然に周囲の評価は下がります。悪い評判が広がることもあり得ます。ですから、約束を守ることはむしろ自分に誓いを立ててでも遂行するべきことではないかと思えます。
もちろん約束を守る努力をして守れなかったということはあるでしょう。そういう場合、相手にきちんと事情を説明して謝罪するという態度が必要です。言い訳を並べ立てて「私は悪くない」と言い張ることもできます。しかし、実際に約束を守れなかったという結果が厳にあるわけですから、その結果に対してはやはり責任があるというものです。謝罪をするべきときに誤魔化して謝罪しないという場合もあります。ですが、むしろすっきりと謝罪するべきです。運が良ければ、きれいな謝罪によって相手の好感度が高まり、むしろ以前よりも人間関係が良好になるということすら期待できます。人間関係をより良好にすることを狙って謝罪するのは謝罪の価値がありませんし、それを狙っていると思われると謝罪の意味は失われます。
ですから、堂々と正面きって頭を下げて謝るという姿勢がベストなのではないかと思います。もちろん、自分のせいではない不可抗力で約束した通りにできなかったということはあり得ます。そういう場合は、不可抗力であったということを正直に言いましょう。そして、結果として約束を守れなかったことをやはり一言謝罪するのです。そこまでやれば、大抵の場合は赦してくれます。悪い評判が立つと言う心配も軽減されます。
いろいろ言い出せばきりがありませんが、とにもかくにも、約束を守る。どんな些細なことでも約束を守るということを自分に誓いを立てでも実行すべきと思います。逆に言えば、できないことはできないとはっきり言う、守れない約束はしないということでもあると言えますから、そういう人こそ信頼されるというものです。私もかくありたいと思い、日々努力しています。
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