お金は大切なものですから、あまりにも気前よくパッパッと使うことは慎まなくてはいけません。で、難しいところですが、あまりにケチりすぎてもよくありません。使う時にはきれいに使うということがより豊かな人生を送るために有効なことではないかと思います。要するに生きたお金の使い方をするということです。
生きたお金の使い方の一例として、お昼ご飯を他人に奢るというのがあるのではと思います。夕ご飯を他人にごちそうするのは、ちょっと財布にとっても厳しいですが、ランチ程度なら財布にも優しいですし、運が良ければ相手は奢ってくれたことを覚えていてくれて、他人にもいい評判を語ってくれるかも知れません。
もしかすると相手はそんなことを忘れてしまうかも知れませんが、何回か奢ってあげれば自然と人間関係的な優劣が生まれ、奢る側は心理的には楽な立場でいられます。変な言い方をすればお金で心理的な楽を手に入れるとも言えますが、とはいえ、気持ちよく人間関係を送るには、ちょうどいい投資ではないかと思います。
生きたお金の使い方として、よく自己投資と言われます。スキルアップや見分を広めるために投資するわけです。ですが、究極には人間関係への投資ということが言えなくもないように思えます。豊かな人生を感じるためには豊かな人間関係があってこそです。ですので、究極の自己投資は周囲の人への投資ということが言えますし、お昼ご飯なら相手にとっても奢られてもいい程度の金額ですし、自分にとっても負担をあまり感じません。
多少、年齢を重ねると年下の人は目下の人と食事をする機会も増えてきます。その場合など、きれいに気分よく奢らないと、相手からの敬意を失うことにもなりかねません。それでもお財布にとって厳しいという場合、回数を減らして奢るのです。独身の人なら孤独な食事の回数が増えるというデメリットはありますが、少ない回数で印象を良くしておくほうがベターに決まっています。
よく、友達と旅行するのは要注意と言われます。長時間一緒にいると相手の悪い部分が見えてしまいますし、自分の悪い部分も見られてしまいます。ある人は「友達と旅行に行くなら、全部こっちが奢る」と断言していました。そうすることで人間関係の摩擦を減らすことができるというわけです。損して得取れというわけです。
旅行となれば大変ですが、昼食程度で好印象を得られるのならお得もお得、大お得です。私も友人と昼食する際は「僕が奢るよ」と言うことが多いです。その場合、なるべく安いランチを選びますが、それで人間関係が円滑に進むのであれば、安いものです。
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