【自己訓練】他人の仕事の出来栄えを批判することで優越感を得ようとしない

人は誰でもよりよい仕事を成し遂げたいと望むものだと私は思います。それは配達の仕事であったり、接客の仕事であったり、農業であったり、或いは家庭内での子育てであったとしても、よりよい成果を出したい、よりいい感じにきめたいと望むに違いありません。しかし、そのよりよい仕事を達成するための一つの心理的な大きな壁になるのが、他人の仕事の出来栄えを認めたくないという心理的な作用です。

どんなに頑張っても自分よりいい仕事をする人はいます。世界一にならない限り、自分よりいい仕事をする人が存在します。そして世界一になることはなまなかなことではありません。ですから人は努力しつつも、他人の仕事の出来栄えが自分より良かったとしても、それを認めたくないという心理的な作用が起きるわけです。

そして、あの人の仕事にはああいう問題点がある、あの人はああ言ってるけど実は、あの仕事の裏はどうせ…などと批判を加えることで自己評価を維持しようとしたくなります。私にもそういう傾向はありますから、なるべく意識して自分を戒めるようにしています。

なぜ他人の仕事の出来栄えを批判することが「よりよい仕事を達成するための壁になる」のでしょうか。答えは簡単で、他人の仕事の出来栄えを批判することで心理的な小康を得、自分の仕事を錬磨することの手を休めてしまうからです。ガリガリやればいいというものではもちろんありませんが、他人を批判することは自分の仕事の手を休める罠だと思くらいでちょうどいいのではないかと思っています。

人は優越感を得たい生き物です。他人を低くすることで自分が優越感を得ることほど簡単なことはありません。それゆえにそのような優越感には中身がなく、脆弱なものにならざるを得ません。自分の仕事より、更に出来栄えの良い仕事をする人がいたら、素直に認め、賞賛する勇気を持つ方が、自分自身の成長には役立つのではないかと思います。他人の良い仕事を認めて賞賛すると、自ずとどの点に於いて自分より優れているのかについて思考が展開します。結果として自分の仕事の改善につながりますから、よりよい仕事をしている人に対する賞賛を惜しむべきではありません。プライドが邪魔をして言葉に出して賞賛できない場合であっても、少なくとも心の中で認めるという努力はするべきと思います。

これもまた心理的な訓練です。このような訓練を経て、自分の仕事の質が上がるのであれば、安上がりな訓練とも思えます。



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