フェリー座間味

フェリー座間味で座間味島に行った話

那覇市の泊港(通称、とまりん)からは毎日朝10時に座間味島へ行く定期便が出発します。阿嘉を経由して12時ちょうどに座間味島に着き、午後3時に帰りの便が出発しますから、那覇と日帰りができ、大変に便利です。大人一人往復で4000円ちょっとですので、ちょっと高いようにも思えますが、せっかく沖縄に来たのだから、やっぱり離島にも行ってみたいという人にはちょうどよいのではないかと思います。

マリンスポーツを目的にする人もいますし、時間の節約をしたい人は高速船のクイーン座間味を利用したいという人もいますが、私の場合はぼんやりと海を眺めることが目的ですので、フェリー座間味のちょっとくったりとした感じで船に乗ることの方が自分のニーズにも合っています。

座間味島に上陸して、まずは沖縄そばのお店で腹ごしらえです。ちょうどお昼ですからどうしてもお腹が空いてしまいます。

座間味で食べた沖縄そば。お店の人が親切にしてくれました。

その後は午後3時までてくてく散策です。レンタル自転車のお店もありますが、個人的にはてくてく歩きたいので自転車は借りませんでした。

見知らぬ土地の見知らぬ路地は魅力的に見えるものですが、ここでもこの写真のような路地に遭遇。個人的にはこの路地の雰囲気にはぐっときてしまいます。

知らない土地の路地はドラマチックに見える。

「太平洋戦争沖縄戦上陸第一歩之地」という碑文もありました。当時、アメリカ軍は沖縄本島東側からの上陸を企図し、その前哨戦として座間味に上陸したのですが、多くの人たちが集団で自決したとされています。強制性については議論が分かれており、私は強制性があったとする意見と、米軍に子女を襲わせたくないという考えから自発的に行われたとする意見の両方に接したことがあり、何が真実であったかは判断が難しい部分があるように思えます。そうとは言え、実際に多くの人が亡くなったことは重い事実として存在するわけですから、哀悼の心境を持たなくてはいけないと思った次第です。

太平洋戦争沖縄戦上陸第一歩之地と記された碑

帰りの船では那覇の街がだんだん近づいてくる様子がとてもドラマチックです。考えてみればこの海域には特攻隊の飛行機が沢山沈んでいるはずです。そういう重みのある土地なのだということをよくよく自覚し、敬意を保ちつつ、沖縄本島へ帰還したのでした。

フェリー座間味から見える那覇市街

そうは言っても夜は居酒屋さんでオリオンビールを楽しませていただいたわけですが…。

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