LRAの基準

日本国憲法には人権の尊重や平和主義など個人的にはなかなかいいことが書いてあるように思っています。憲法九条に関しては但し書きのようなものを更に付け加えるのがいいかも知れないとも思いますので、一般に言う護憲、改憲などのカテゴライズをするとすれば、私は加憲派に入るのではないかと考えています。

さて、憲法は大事なものですが、世の中には憲法違反になるかも知れないというできごとが時々起こります。最高裁まで争うと大抵の場合は「明白に違憲だと言えない限り合憲である」という判断が降りるため、「ちょっと八百長なんじゃないの」と言う人もいないわけではないようですが、そこは私は素人ですので、何とも曰く言い難しであります。

さて、憲法違反かどうかを議論する際によく話題に上がるものとしてLRAの基準というものがあります。LRAとはLess Restrictive Alternativeの略で、違憲だと思う人もいるかも知れないけど、正統な目的で、「他により制限的でない制約手段が他にない場合」に限り合憲と判断するというものなのだそうです。

よく例に挙げられるのが、デモ行進は日本国憲法に定められた表現の自由で保障されている行動だから、行政が制限を加えることは違憲だ!と言えるかどうかという議論です。デモ行進は、穏やかで和やかに行われることもよくあると思いますし、その場合は自身の表現の自由を行使しているだけですけど、何か?と言うことができますし、そう言えなければそれはかえって大きな問題とも思えます。

しかしながら、例えば、周辺の人々が危険を感じるような暴力的なメッセージ、穏やかではない内容のシュプレヒコール、場合によってはロシア革命やフランス革命よろしくデモ参加者に暴徒化してもらって、一挙にどこぞへ流れ込み、世の中を転覆させてやろうとやる気満々の人がいるかも知れません。行政の側でそういうことのないように、いろいろ手を尽くす、あそこは子どもがいっぱいいるからやらないでくださいとか、歩道から出ないでくださいとか、いろいろそういうことをやることが表現の自由を侵害することになるかどうかという感じに私は理解しています。

こういう場合には一応LRAの基準が適応され、他に手段がない場合に限って、行政はそういう介入してもいいという考え方が一般的なようです。表現の自由は民主主義の根幹をなすものですから、なるべく制限がない方がいいに決まっています。そうは言っても治安が乱れるのも困りますから、難しい問題と思えます。

まぁ、いずれにしても、私は日本が民主主義の国で良かったなあなどと思うわけです。

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