野田佳彦内閣‐消費増税

菅直人首相が「早く辞めろよ」圧力で総辞職すると、仙石さん辺りから野田佳彦氏の擁立の動きがあり、海江田万里と競り合いますが、野田佳彦氏が民主党の後継党首に決まり、後継首相を務めることになります。

野田政権時代にあったこととしては、南スーダンに自衛隊を派遣することを決めた他、何と言っても消費税の増税を決めたことが際立っています。消費税は絶対上げないという公約で総選挙に勝利した民主党だったはずですが、いけしゃあしゃあと増税の必要を説き、自民党も火中の栗を民主党が拾ってくれるのならちょうどよいと言わんばかりにそれに乗っかります。

国会中継で民主・自民の双方の議員が消費税の増税に賛成する票を投じている様子を見た人の多くは「なんだこれは、なぜこうなる?」「村山かよっ」など、不可思議な心境になったに違いありません。

衆議院の任期も押し迫り、野田佳彦首相か、または選挙管理のためだけの別の首相かあたりで解散しなくてはならないという時期になっていき、国会で開かれた安倍自民党総裁と野田首相との党首討論で野田首相は「国会議員の定数と歳費を削減するのなら、私はすぐにでも解散していいと思っていると」発言。安倍氏は驚いた表情をしましたが、そこで引くわけにはいかないので「ええ、もちろん、それでいいでしょう」ということになり、国会での話し合い解散みたいな感じで野田首相は衆議院を解散します。

この段階で衆議院の任期はまだ半年ほど残っており、民主党の不人気は決定的になっていましたから、解散すれば民主党が敗けることは分かっていましたが、完全に任期ぎりぎりで追い込まれ解散を言われるよりは、まだ辛うじて時期を選べる段階で解散した方が多少なりとも民主党に有利と判断したのかも知れません。選挙結果は自民党が三百議席に迫る圧倒的勝利で第二次安倍政権が登場することになり、今日に至ります。長かった首相シリーズはこれで終わりです。また気が向いたら政治家列伝をやりたいですが、次は台湾の近現代史に取り組んでみるつもりです。


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