Brexit、トランプの次はフランスのルペンか?

2016年はまさかのイギリスEU離脱で度肝を抜かれましたが、続いてトランプ大統領誕生に驚愕させられるとてもない一年でした。流れとしては自国中心主義、または国益優先主義と言えるようなもので、それまでの世界とは違った流れになって来たかも知れないなあとは思えます。

過去数十年の流れは国際化、グローバリズム、できるだけ政府の規模や関与を縮小し、国境の壁を低くし、小さい政府の自由主義というものが強かったように思いますし、私もそういうのを聴かされて成長してきましたので、そうものだと信じているところがありましたが、今年に入っていきなりがらがらと崩れてきたという印象です。

来年はフランス大統領選挙がありますが、ここまで来たらやっぱりフランスの「極右」政党と評されるフランス国民戦線のマリーヌ・ルペンさんが大統領になっても何にも驚きません。そういう流れなのだと私は納得するつもりです。

この流れに目を付けたBBCがルペンさんにインタビューし「brexit、トランプと来れば次は」とルペンさんに水を向けると「次はルペン大統領です」と言い切る感じが、以前なら泡沫の人が一応空元気で言っていると思えたものがなんとなく現実味を帯びた重みを感じてしまいます。

このインタビューでは「自分はレイシストではない」として、「レイシスト」という侮蔑表現をしないでくれとも言っています。国益優先主義であってそれそれ以上でも以下でもなく、その立場から新しい移民の受け入れに関してはもちろんノーだが、宗教の違いによって誰かを迫害するということももちろんないという主旨のことを述べています。あと、プーチンさんに対する意見はわりといいみたいです。

クリミア侵攻以来、世界の悪役でアメリカとその同盟国から制裁を受けているロシアのプーチンさんですが、対峙しているはずのヨーロッパがBrexitで内側から瓦解傾向を見せ、アメリカではプーチンさんと話ができそうなトランプさんが大統領になり、日本の安倍首相もプーチンさんとはケミカルが合っているみたいですし、ついでに言うと多分、デュテルテさんもプーチンさんのことは嫌いじゃないように思えます。

一時期は追い込まれていたように見えたプーチンさんですが、何となくプーチンさんの努力や行動とは関係のないところで親プーチンぽい人がぱらぱらと登場して来ているように思え、やはり苦しい時にぐっと耐える胆力で自分に波が来るのを待つというしたたかさがここに来て効果を発揮しつつあるのかも知れません。

世界で国益中心主義が流行すること事態については悪いとは思いません。自分の生活を優先した上で余力があったら他人を助けるというのは普通のことですし、余力がないときはまず自分の生活を考えることを責めることはできません。ただ、なんとなく、じわーっとですが、1930年代に世界各地でファシズムが流行したのとちょっと似ているような気がしないわけでもありません。

来年はとりあえずはフランス大統領選挙でルペンさんが勝つか、勝たないまでもどれだけ票を獲るかはちょっと注目したいところです。

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