トランプ氏は「史上最大」の敗者になる

MSNBCがトランプ氏が最大の敗者となるだろうと題した動画を配信しています。私は「全くその通り」とおおいに納得しました。

共和党のエスタブリッシュメントはとうにトランプ氏を見放しており、今は泥船から早く逃げ出したいという人が多く、議会選挙も同時に行われますので、「トランプと一緒にされては困る」と共和党の議員が相次いでトランプ氏の不支持を表明しています。共和党としては今回の勝負は捨てており、次の四年間は諦めるということで変な話ですがコンセンサスがとられているように見えます。

一方のヒラリーさんは当初こそサンダース氏とのデッドヒートが報じられ、一時は民主党分裂のような話も囁かれましたが、今となってはオバマ氏がヒラリーさんを推しており、サンダース氏もオバマさんに説得されて受け入れたという体裁でヒラリーさんを推しています。サンダースさんが選挙から降りてわりと時間が経ってますので、本気でサンダースさんを応援していた人たちも、心理的にヒラリーさんに投票することを受け入れることができるようになって来ている可能性は高いと思います。

このように見ていくと、ヒラリーさんが民主党の公式な候補者であるのに対し、トランプさんは共和党という組織に見放された、実質的に無所属の候補です。ヒラリーさんが勝つでしょうけれど、ヒラリーさん民主党の組織力に支えられていますが、トランプさんは個人の人気だけで何十パーセントかの得票が見込まれるわけですので、それははっきり言えば途轍もないことです。

アメリカは東西沿岸部では民主党が強く、内陸部では共和党が強いことは知られています。更に南部では黒人の人たちやヒスパニックの人たちが民主党を支える一方、ある意味では頑迷とも受け取られかれない白人主義的な人たちが強固に共和党を支持して、票を分け合ってきましたが、今回の選挙では、ここまで来てもなおトランプ氏に投票する人が何パーセントくらいいるのかを知ることができますので、今後の共和党の趨勢や運命を占うのに役立つ材料を得られるかも知れません。

この期に及んで注目すべき州があるとすればフロリダがどっちにつくかがちょっと注目したいところです。選挙人が多く、ジェブブッシュ氏の地盤で、キューバ系移民の人も多いです。後はジュリアーニさんが市長をしていてトランプ氏の地盤とも言えるニューヨークあたりでしょうか。大勢は大体決まったも同然で、選挙結果を開いてみればアメリカ中青色で、ちょこっと赤い場所もあるという結果になるのではないかと思います。

とはいえヒラリーさんは健康のことがありますので、4年後には交代かも知れません。既に世間の関心はそっちへ移っているのではないかとも思えなくもありません。

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