台北には日本の有名ラーメンチェーンがこぞって進出しています。台北では日本食が人気で、特にラーメン屋さんは非常に好まれています。台北駅の二階がレストラン街になっており、そこには一風堂の店舗が入っています。
店内は結構おしゃれで、レンゲが壁に沢山陳列されていて、独特の不思議な雰囲気を演出しています。お店の人の感じもいいですし、ラーメンを出してもらえる速度も速いです。サービス料も10パーセント払います。
味はどうかというと、少し日本の一般的なラーメンの味より薄いです。意外かも知れないのですが、台湾の人は薄味を好みます。これは私の想像ですが、日本料理がダシを重視するため、ダシを濃くして味を濃く感じられるように作られているのに対し、中華圏はお酢やお醤油などの調味料を重視するため、日本風のラーメンの味を調味料中心に出すことが難しい、あるいは中華圏の人の舌には多分、あまり合わないのではないかと思います。
後、少しだけ冷めています。ラーメンの良さはアツアツだと私は個人的には思っているのですが、中華圏の人はちょっと猫舌の人が多いみたいです。そのため、日本のラーメンと全く同じようなアツアツにするとちょっと食べにくいようです。そのため、お店の方で調節して少し冷めた感じで出しているように思います。
では、台北の一風堂のラーメンがおいしくないのかと言えば、そんなことはなく、おいしいです。日本で食べた方がおいしいですが、海外で食べられる和食としては相当にレベルが高い部類に入るように思います。
過去の経験で言うと、パリで食べたラーメンはおいしかったです。中国人が作っていましたが、そういうのは関係なくおいしかったです。醤油ベースで子どものころに食べた中華そばといった感じです。ニューヨークで食べたラーメンはおいしくなかったです。ただ、ニューヨークに行ったのは随分前だったので、今はどうかは分かりません。今は世界的に日本食が流行していますから、もしかするとおいしいラーメン屋さんがニューヨークでも増えているかも知れません。
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