岡本太郎『壁を破る言葉』に説得力がある件

私の世代にとって岡本太郎さんと言えば「芸術は爆発だ!」の人です。衝撃的なCMでしたが、果たして何のCMだったのかは思い出すことができません。最先端の芸術家として知られ、パリで暮らしていた時にはピカソのようなこれまた伝説的な大芸術家と交遊し、しかし決して群れずに派閥に入ったりせずに自分の道を歩いた人としても知られています。

岡本太郎さんの名言は沢山ありますが、『壁を破る言葉』もそんな名言集を集めた一冊です。読んでみると心に突き刺さるというか、うわー、その通りというか、自分の生き方・あり方を省みるのにとてもいい内容です。

たとえば「今すぐに、鉛筆と紙を手にすればいい。それだけだ」という言葉には、ごちゃごちゃ考えてないで、やりたいと思ったことは素直に躊躇せずに実行しろ、という気迫があります。そして人生はその通りなのだと私は思います。

他にも「評価されるなんていっさい必要なし!」というのも、個人的には突き刺さるというか、楽になります。評価されることを目指さずに、ただとても単純に自分の好きなことをする、やりたいことをする、書きたいことを書く。それだけでいいのだと言われると、救われた気持ちになれるのです。

他にも「きみはあなた自身を創造していると思いなさい」「芸術なんてもの、それを捨てたところから、開けるものなんだ」「壁は自分自身だ」「でたらめをやってごらん。口先では簡単にでたらめなら、と言うけれども、いざでたらめをやろうとすると、それができない」などの名言を読むと、単純に素直に「ああ、そうだなあ」と思います。真っすぐな自分、守ろうとしない自分、結果を求めずに今その瞬間やりたいと思う衝動に任せる自分、そういうのはなかなか実行できそうでできません。ですが、真実の壁にぶつかった時に「バカになる」ことで開けることは往々にしてあることです。岡本太郎さんはバカになれと言っています。禅に通じる部分もありそうな気がします。

私は特にそうですが、ついつい自分を利口に見せようとしてしまいます。学生にもなめられてはいけないと思って、利口そうなことを言おうとします。でも、そんなのは小さくまとまってしまうだけで、おもしろくもなんともありません。その瞬間に燃えつくすくらいの心の爆発みたいなものがあって、生のきらめきがある。なんてかっこいいんでしょう。

自分もかくありたいと思いつつ、なかなかそうはできていない自分に気づいて、また壁に挑む。愚直に。
岡本太郎さんの言葉は座右の銘にするのにとてもいいと思います。

いっぱいいろんな言葉が載っていますので、その中から自分の好きなものを選べばいいかなあとも思います。

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