台湾の蔡英文総統の支持がちょっと陰っているかも知れない件

台湾の東森新聞の配信によりますが、世論調査をしたところ、蔡英文総統政権に対して満足していると答えた人が若干下がり、満足していないと答えた人が50パーセントを超えているとのことです。

台湾のメディアにはそれぞれに政治的な立場があり、報道内容も立場によっていろいろ変わってきますので、一つのメディアの世論調査に関する報道だけで全てを断じることはできませんが、新総統が就任して100日になり、一般的な意味でも「ハネムーン」と呼ばれる当初のご祝儀的な支持が失われていく時期に入りつつあったとしても全く不思議ではない、あるいはそれが自然なことだと言うこともできるかも知れません。

政権が交代にしたことにより、中国からの投資がどうしても陰ってしまい、観光客も激減したらしいので、確かに中国からの投資や観光客で潤っていた人たちにとっては新政権の誕生はあまりおもしろくないことかも知れません。総統選挙での蔡英文さんの得票率は56パーセントくらいで、必ずしも「ぶっちぎり」というわけでもなく(主要候補三人で一人で半分以上とったわけですから、これをしてぶっちぎりだと主張する人がいたとしても敢えて反論はしません)、必ずしも国民が諸手を揚げて大喝采で新政権を迎えているというわけでもない印象です。

台北の不動産の価格が微かに低調になってきているように思いますが、これも中国からの投資の陰りが原因と受け取るのが妥当なように思いますし、ホテルの宿泊料金にも少しずつ影響してくるのではないかなあと思います。中国の政策的な理由によるものもあれば、昨年からの中国の景気後退も要因かも知れません。

中国のCCTVでも蔡英文さんの支持率低下に対し「それみたことか」的な報道をしています。この辺りの微妙な機微は日本人の私がどうこう言えるものではないですが、蔡英文さんの真価はこれから問われてくるものと思います。

蔡英文さんは原住民の人たちに対し、過去400年間に渡る圧迫を総統として謝罪するなど、「おーっ」と思うような仕事もしています。原住民の人たちには国民党支持の人が多く、その層への切り込みはいずれやってくる次の選挙のためにも必要なことですし、台湾のことは台湾人が決めればいいので私が言うことではないですが、倫理的な意味で和解や歩み寄りがあるのなら、それはそれでいいことと思います。

いずれにせよ、巨大なチャイナマネーの低調という新しい展開を迎え、蔡英文政権としては新しい外国の投資がほしいところでしょうし、日本からの投資は特に願うところではないかと思います。私がごたくを並べるようなことでもありませんが、円高ですし、日本から投資するには環境的にもちょうどいい時期に入っているのような気がします。この際、じゃぶっじゃぶに投資するのがいいのではないかなあと思います。

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