為替レートは今年後半は円安に振れると個人的に思う件

今年前半はひたすら円高どんどんな感じでしたが、後半にかけては円安に振れるのではないかと私は今考えています。振れ幅は分かりませんが、円安基調に入ると思います。以下にその理由を述べます。

今年前半は、主として5つの円高要因があったと言えます。それは

1、中国経済リスクと人民元安
2、日本銀行の金融緩和策の足踏み
3、FRBの利上げの足踏み
4、トランプ氏が本当に大統領になるかも知れない
5、イギリスがEU離脱を決めた

の5つですが、本日、2016年8月18日までの動きを眺めてみた場合、上の円高要因は大体解消される見通しが立ってきたのではないかと私には思えます。

まず1の中国リスクですが、上海総合指数は堅調で、上海不動産も堅調を維持しているようです。その背景にはどんな工夫がされているかは分かりませんが、中華圏は夏と旧正月明けに経済の変動が起きやすいので、取り合えず夏は乗り切ったと私は思います。次に注目するべきなのは旧正月明けになりますが、少なくとも今年いっぱいは乗り切ると見ています。人民元の信用がいきなり崩壊するという可能性は低く、直近の円高要因としては除外してもいいと思います。台北の不動産がやや下がり気味のようですが、政権交代の影響で中国から台湾への投資が減少傾向にあり、台湾から中国への投資も減少するでしょうから、ここはある程度注視したいと思うものの、そのことで上海ががつんといかれるという事態には至らないようように思います。上海、深圳、香港の株式市場の連結や統合が模索されていますので、場合によっては台湾資本は香港経由で中国に入るというちょっと懐かしい手法が主流になるかも知れません。そこはまだちょっとはっきりとは言えない部分ですが、いずれにせよ今年後半の円高要因としては除外できます。

2の日本銀行の金融緩和ですが、ヘリマネはやらないなどの発言から、足踏み感はありますが、黒田さん的にはいずれまたバズるつもりでしょうから、カードを温存している状態とも言えます。短期的にどうこうということはありますが、いずれまたバズるでしょうし、早ければ秋にもと思います。

3のFRBの利上げの足踏みですが、こちらも利上げすべき派とすべきでない派の対立はあるものの、昨年からやろうかなあ、どうしようかなあが続いていますので、そう遠くない将来に利上げをしても全くおかしくありません。これも時限爆弾に似ていますので、いずれは円安要因として炸裂すると考えています。

4のトランプ氏ですが、もし本当にトランプ氏がアメリカの大統領になったらドルの信用問題にまで発展しかねない状態にあったとは言えますが、直近の世論調査などを見る限り、その可能性はかなり低くなっており、もはや論じる必要もないかも知れません。

最後に5のイギリスのEU離脱ですが、メイ首相はEUへの離脱通告を来年まで引き延ばしており、そのことでメルケルさんやユンケルさんが何かを言っているという報道も特にありません。イギリス側としては、aできるだけ引き伸ばす bいろいろな協定を結びなおして事実上離脱しない c総選挙で国民に問い直すあたりを狙ってくると思います。イギリスのeu離脱の国民投票の結果が出た時はびびりましたが、そのショックはだんだん薄れ、そんなに大きな影響を生み出さない方向へと流れ行くように思います。ボリスジョンソン氏がどの顔でユンケルさんやメルケルさんと交渉するのか…みたいなことは思いますが、自分のしたことの始末は自分でつけなければならなくなったようですし、ここは徹していただかなくてはいけません。多分、徹すると思います。メルケルさんやユンケルさん的にも当初は感情的に頭に来たものの、少し時間が経って、イギリスが泣きついてくるのなら泣きつき方によっては考えなくもないくらいに考えているような気がします。要するに今後、Brexitは円高要因にはならないと私は結論しています。

以上の理由から、主たる円高要因は既にほぼ解決しているか、時間の問題で解決すると考えますので、今年の後半は円安に振れると結論しました。私が個人的にそう考えているだけですから、参考にする必要はないですよ。

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