中国版の個人配信アプリ「美拍」が結構もりあがっているらしい件

CNNの報道によるのですが、中国の動画配信アプリ「美拍」が結構、盛り上がっているらしいです。日本のニコ生みたいな感じで利用されているらしく、いろいろと趣向を凝らしているものが多いそうです。ある女性はメイクの実演みたいなことをしてお金を稼いでいて、他にはただ昼食を食べているところを配信する人や、いろいろと物を売っている人など、大変多彩で、10億人を相手にいろいろな情報発信ができるとうけているそうです。

中国経済が停滞期に入ったぽいとはいえ、上海総合指数は3000越えをキープしており、最近はやや持ち直しているように見えますし、上海不動産も今年の夏は乗り切って好況を保つ感じに見えますので、ここで個人消費も一機に盛り上がってきたということかも知れません。

中国は海岸部と内陸部の格差も大きく、都市の内部での貧富の格差も大きいと言われていますが、仮に中国経済の大崩壊みたいなことが起きるとしても、沿岸部の中産階級の中には生き延びる人も大勢いるでしょうから、生産拠点としての中国の魅力は色あせたとしても、消費地としての魅力ある地域になるかも知れません。中国は輸出が激減していますが、輸入も激減していますので、景気が我々の想像以上に良くないことは、まず、間違いありません。輸入が激減しているということは、お金を使えない状態になっているということですし、海外の企業や資産を買いまくっているのもキャピタルフライト現象で、国内はカラっぽという現象が見えないわけでもありません。ワインが高級品から売れなくなり始めており、ネットオークションでもあまり高値をつけなくなったようですが、むしろそれだけ消費者が賢くなったと考えれば自然な現象と受け取ることもできるかも知れません。人民元安も昨年のような怒涛の如くという感じではないです。

いずれにせよ「美拍」のようなアプリで個人が配信できるのはおもしろいですし、そういうのを楽しむ中国人の層が消えてなくなるということも考えにくいです。日本語よりも中国語の個人配信の方がいろいろ期待できる可能性は充分にありそうです。香港や台北の景気も中国も連動していますが、経済が年度替わりの夏を乗り切る様相ですので、中華圏は今年いっぱいは大丈夫ぽいように思います。一時、中国いよいよ崩壊かと騒がれましたが、当面はなさそうです。今後もウオッチは必要です。

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