台北の迪化街

台北の大稲埕エリアを歩いた話

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台北の大稲埕エリアは淡水河を臨む場所で、日本時代から流通の要所として発展した地域です。下関条約後、基隆沖に停泊した横浜丸艦上での引き渡し式が終わった後、日本軍は淡水河を遡上し、一部はこのエリアから、また一部はもう少し南のエリアから上陸しているはずです。後に築かれたものだと思いますが上陸に適した埠頭もあり、いわば台北のウオーターフロントです。

流通の要としての性質上、問屋さんが多く集まって下町風の街並みを形成しています。また、最近ではレトロ風なブームが起きていて、ちょっとおしゃれなお店も集まるようにもなっています。日本で言えば日本橋と鎌倉とぎゅっと凝縮して、じゃりんこチエのテイストを加えたような雰囲気になっています。
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エリアの中心を形成するのが迪化街で、その中心には道教のお寺があります。縁結びに効果ありとのことで、私も一度ここの道教の神様にすがったことがありますが、特に効果はありませんでした(ため息…)。

迪化街の道教のお寺
縁結びのご利益があるという道教のお寺。個人的には効果はなかった…。

日本人観光客が多く、韓国人の観光客はあまりいませんでした。てくてく歩いて疲れたらカフェで休憩。そしてまたてくてく歩きます。使われていない建物がギャラリーになっていたりするので、芸術を勉強する人たちの集まる場所にもなっているようです。アイスクリームを売っているお店もあります。

迪化街のカフェ
休憩に入ったカフェで飲んだコーヒー。添えられたお菓子がおいしかったです。
迪化街のギャラリー
ギャラリーとしても使用される迪化街の古い建物

乾物の問屋さんが多く、朝鮮人参やキクラゲなどが売られます。漢方薬の老舗が立ち並ぶエリアとしても知られていますが、最近の漢方薬点は「科学濃縮」した漢方薬を売っているので、効果はいかほどかなんとも判じかねます。子どものころ、養命酒のCMで和漢の生薬が入っているから養命酒はいいんだ、みたいなことが刷り込まれているため、漢方はやっぱ生じゃなくちゃいけないという発想が私にはあり「科学濃縮」した漢方薬ってどうなのかなあと思います。そういう感じのものよりも漢方薬の原料になる朝鮮人参やクコの実、キクラゲあたりを買って帰って食べた方が効果はあるかも知れません。ぶっちゃけ、漢方は突き詰めると血行を良くするためのノウハウの集積なので、血行をよくすることだけ考えていたら結果的には医食同源で漢方はいらないくらいではないかと個人的には思っています。中華圏では足浴が健康に良いと信じている人が多いですが、日本人みたいに湯船に浸かる習慣があれば足浴しなくても別にいいと思います。個人的な見解です。

迪化街の朝鮮人参
乾物屋さんで売られている朝鮮人参。

大正時代に建てられた長老派の教会があり、今も教会として使用されています。瓦屋根で、修復する際には日本から瓦を取り寄せるのだそうです。

長老派の教会
長老派の教会。瓦屋根がいい。

台北には日本時代の建築もいろいろ残っています。個人的には旧日本領の建築物はレンガに特徴があるように思います。表現は悪いのですが、今にも朽ち果てそうな貧弱な感じのレンガを積み重ねてあるように思います。上海の旧租界を歩いた時に、旧イギリス租界や旧フランス租界は石造りの堂々とした建物が立ち並ぶのに対し、旧日本租界に入った途端に貧弱なレンガ造りになっていました。天津に行った時も同じく、旧日本租界エリアの建物は小さいレンガを積んであるという感じです。溥儀の旧宅が旧日本疎開にあり、行ってみましたが建物が今にも崩れそうなだけでなく、周辺にいる人の感じも怖かったのでおずおずと退散しました。台北の古い洋風建物もそんな感じです。

レンガ造りの建物が多い。この柱は当時を再現した新しいものと思われ。
レンガ造りの建物が多い。この柱は当時を再現した新しいものと思われ。

それはともかく、台北の大稲埕エリアは台湾の近代を感じるにはちょうどいいエリアと思います。

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