トランプ氏が共和党内で見捨てられつつあるらしい件

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トランプ氏が共和党内で見捨てられつつあるようです。戦死者を侮辱する発言をしたことにより、多くの退役軍人が反発。トランプ氏を支持しそうな確立の高い層がトランプ氏から離れて行こうとしていることが分かります。

退役軍人、戦死者、遺族はアメリカ社会では高い敬意を払われることが一般的です。ゴッドファーザーの冒頭でマイケルコルレオーネが軍服を着て登場したのは、移民一世のヴィトーコルレオーネとは違い、退役軍人のマイケルは天下に恥じぬアメリカ人だとみなされるということを表現するためです。

私もアメリカで地域のイベントがあると退役軍人会のおじいちゃんたちがどこからともなく登場し、特に静かにはしていますが、周囲が敬意を払っている様子を見て、なるほど、これがアメリカかと思ったものです。日本でも遺族会があって、母方の祖父が戦死しているため、祖母が遺族会の会員でしたが、日本はそれ以降戦争をしていないので、遺族会の会員はだんだん少なくなっていきます。一方で、アメリカは常に戦争が継続している状態なので、退役軍人会が衰えるということはありません。普遍的、または半永久的な存在感を持っていると言ってもいいです。

トランプ氏は、その退役軍人会から嫌われてしまいました。

また、戦死者に敬意を払わないことは、アメリカ人では「非常識」と受け取られることも多いです。そうでなくても共和党内では、「いや…俺はトランプはちょっと無理…」が結構多くて、まとめ切ることができないと見られていたのが、ここで拍車がかかっている状態です。共和党のエスタブリッシュメントは同類と思われることを避けるため、トランプとの距離が縮まらないように努力することになると思います。

ここに来てこの失点は大きく響くでしょうから、やはりトランプ氏が当選する可能性はかなり低くなったと思います。ぶっちゃけ、ヒラリー氏で決まったと言い切ってもいいくらいです。アサンジもトランプ氏の税金問題を追及すると言っているので、もしwikileaksが何か見つけてきたらもはや万事休す(すでに万事休すか)といったところでしょう。

個人的にはトランプ氏がBrexitの日にスコットランドに行った時からいろいろ発言を外すようになったような気がしてなりません。狙いすぎてすべっているのです。分かりにくいボケをする芸人さんと同じなのです。

もっとも、ヒラリーさんもいろいろあるでしょうから、そっちが炸裂しないという保証もありません。全体には冷めて来たのに目が離せないという感じになっていると思います。

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