共和党大会を振り返る

ジュリアーニ氏のスピーチは聴衆の心を掴んだ感じでした。大会全体を盛り上げるために、とりあえずジュリアーニ氏がどかんとスピーチしてもらうという作戦は良かったように思います。

とはいえ、以前も書きましたが、共和党大会にはブッシュ親子も来ない、ルビオは動画のみ、クルーズはスピーチには来たけど支持はしないと、どうも顔ぶれ的にぱっとしません。クルーズ氏の奥様に物理的な嫌がらせをしようとした人物がいて、慌てて退場したという報道もあり、ぱっとしない話題が積み重なります。トランプ氏がクルーズ氏の奥様についていろいろ悪く言ったことが、どうも両者の間、或いは双方の支持者の間にも、感情的なしこりを残したように見受けられます。

トランプ氏の若くて美しい奥様ですが、英語のスピーチが酷評されています。英語ネイティブの方ではないのですし、そもそもいろいろな国から人が集まってできているアメリカで、英語が下手なことを揶揄するのは酷ではないのかと思います。トランプさんがヒスパニックをいろいろ悪く言ったことのブーメランと言えばそうかも知れないですが、やはり、英語ネイティブでない人に英語が下手だと言ってバカにするのをいいことだとは思えません。一方で、奥様のスピーチはオバマさんの奥様のスピーチのぱくりがあったということも話題になりました。これはスピーチライターが悪いです。人材がいないということをここでも露呈したように感じられます。

トランプさんの政策のトーンダウンが指摘されている一方で、メキシコとの国境に壁を作ることを共和党として正式に決めたということですが、これはアメリカの領土の内側で作るものですから、壁を作ること自体には外国との交渉を必要としませんし、壁を実際に作らなくても、メキシコと「金を出せ」「だすわけねえだろ」のやりとりをぐだぐだ続ければいいので入れたのではないかと思います。トランプ色を薄め過ぎないというのが狙いだと思いますが、まあ、ここまでぐだぐだぼろぼろだと勝機ははっきり言ってだいぶ低いと思いますので、どうでもいいといえばどうでもいいことにように思えてきます。

「アメリカは素晴らしい」「アメリカは神の国」的なことを言うと聴衆が盛り上がるのは、アメリカの国情というものですが、そういうアジテーションの部分だけが大いに盛り上がったというように私には見えました。ジュリアーニが大統領候補になっていたら、いろいろ違ったかも知れないですが、どうやら民主党のヒラリーさんで大体、決まるのではないかと改めて思った次第です。

次は民主党大会です。ヒラリーさんとサンダースさんの支持者の間でどの程度和解が進むかが注目されます。オバマさんも出てきて、サンダースさんもヒラリーを支持すると言明すれば、和解がそれなりに促進されていくと見ていいのではないかと思います。

ということは、これはもう決まったようなものですねぇ。

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