いよいよ共和党大会

共和党大会がそろそろクリーブランドで始まります。トランプさんが正式に指名される運びとなるとのことです。ただ、ブッシュ親子、マケイン、ロムニーが出席を見送るということで、共和党内部が固まっていないことを示しています。

というより、共和党のエスタブリッシュメントがトランプさんに拒否反応を示しているように見えます。ケーシック氏やクルーズ氏が指名争いから撤退した時、「お、これはエスタブリッシュメントと話がついたか?」と私は思ったのですが、どうやらそういうわけではなかったようです。もちろん内側でどのように話がどう紆余曲折したかは想像もできませんが、選挙参謀が辞めたというのが今思えばメッセージのようなものだったのかも知れません。スコットランドに行ったのが潮目の変わったときかも知れません。お金がないのもエスタブリッシュメントの協力がないからです。残り期間を自前でやれというわけです。トランプさんは場合によっては不動産を担保にお金を借りて選挙を続けるということになるかも知れません。不動産は大方担保に入っているでしょうから、これはなかなか厳しいです。

最近のトランプさんのスピーチ動画を見ると、聴衆に元気がありません。大統領選挙となれば、支持者がそれぞれに大声を出してわーわー盛り上げお祭り騒ぎするものと決まっています。なぜそうなるのかは分かりませんが、そういうことになっています。ところが、ペンスさんを大統領候補に指名するとスピーチした時の観客の反応は「一応」わーわー言っている。程度にしか感じません。心からはじけているという印象を得ることができません。聴衆が冷め始めてる、不安を感じているのではないかという気がします。トランプ側の陣営は焦りを感じているに違いありません。ペンスさんはきっと良い人だと思いますが、どうしても平凡に見えてしまいます。ヒラリーさんとウオーレンさんのような華々しさに欠けています。

最近はトランプさんが「こんな発言をした」というような話題はありません。本選を意識して派手な発言を控えていることがわかります。もちろん、言いたい放題の暴言がまかり通ることは良くありませんが、暴言、或いは控えめに言っても放言がないとトランプさんはただの人です。もともと政治についての哲学も見識もないので静かに語るという芸ができていません。アメリカファースト、メイクアメリカグレイトアゲインしかないのはここに来てきついことでしょう。ヒラリーさんはできています。見事なものだと感嘆します。私はヒラリーさんのことが特に好きだとかそういうのはないですが、静かに語る芸をしたときの役者の違いは明らかです。メール問題を切り抜けてから運が向いてきたように見えます。さすがです。強運なのです。

もちろん、直接討論会までにトランプ氏がよく練習して静かに語る芸を身につけるという促成作戦はあり得ますが、多分、そんな芸はできないだろうなと私は感じます。

共和党の人たちは「あぁ、やっぱりジェブブッシュにしておけばよかった…」と後悔しているかも知れません。一時はエスタブリッシュメントもトランプに乗るのではという気配が見えていましたが、今はほぼ完全に冷め切っているように見えます。次の4年間は諦めた..。という感じかも知れません。

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