経済支援による北方領土の返還という大まかな解決策はよく聞くものです。
確かに、力による奪還という選択肢は我々にはありませんので、そうすれば
お金でなんとか…と考える他にはありません。
しかし、ロシア側はお金で領土を還すという選択肢は受け入れないでしょう。
領土を還してもらえるかもしれないという期待を持たせてお金を引き出そうと
するかもしれませんが、そもそもがそういうゲームだくらいに割り切っている
はずです。
また、クリミア侵攻をG7が容認しない中、日本が領土のためにそこから
抜け出るというのは大局的に見ていい結果をもたらすことにはならないように
思えてなりません。
そこで、私のこんな風にしてみてはどうか?という考えを書いてみたいと思います。
1、ロシアは日本の主権は認めるが、実効支配は続ける。
2、日本はロシアの実効支配を受け入れるが99年くらいの長さの
期限を設ける。(ロシアは北方領土を租借する)
3、北方領土で暮らしていた人たち及びその三親等の人たちは
無制限に北方領土に出入りできる。望めば居住もできる。
4、日本はロシアの北方領土開発に限り、資金やインフラ面で援助する。
日本の主権を認めさせることさえできれば、いずれ還ってくる希望が残りますし、
99年という今生きている人が責任を問われないくらいの長さで租借期間を
設けることができれば、当面の利権は守れるのでロシアも嫌だとは言わないかも知れません。
北方領土が故郷だという日本人の人たちの心情にも配慮でき、北方領土に限ってロシアに
うまみを持たせるということなら、G7でも容認してくれるかも知れません。
どうでしょう?どうっすか?
(写真は内閣府のホームページに掲載されているものを引用しました)