昭和史49‐時局ポスター・慰問品展示会

とある情報機関の発行していた機関紙の9月21日付の号によると、昭和14年8月21日から23日まで台北公会堂で『時局ポスター及び慰問品展示会』が行われたと記されています。気になる内容ですが、

1、ポスターの展示 事変の原因及び終局の目的 4枚(排日教育、排日宣伝、東亜新秩序建設、世界平和)、事変日誌絵画23枚(昭和12年7月7日盧溝橋事件より同14年6月21日まで)、日本軍人の姿4枚(大和魂‐盲目の伝令、日本武士の情け‐敵の幼児を抱く、梅林機、工兵隊の人権)、日本婦人の姿4枚(最後の授乳、軍国の花嫁、歓送、陰膳、銃後美談(軍夫の妻、愛国少年)、軍事援護事業8枚(授産と託児、慰安会、座談会、傷痍軍人の恩典、育英扶助、医療扶助、遺族会に対する恩典、遺族住宅)、軍馬、軍用犬の活用、戦争と馬(ジオラマ)一組、軍用犬の陣中美談1枚、勤労奉仕1枚(勤労実況)、防諜2枚(流言飛語、恐るべきスパイ網)、南支事情紹介2枚(海南島見取り図、最新広東市街大地図)、支那事変と日露戦争の戦線比較対照表1枚、戦局大写真33枚(台湾日々新報社出品)、皇軍占領地図1枚となっています。ミリオタにはたまらん内容と言えるかも知れません。

その他、どんな慰問品がこれまでに戦地に送られたかが紹介され、戦地から帰って来た軍人さんから、どんな慰問品がより求められているかについての座談会も行われたようです。

で、時局映画も上映されたとされています。どんな映画が上映されたかというと、『武漢攻略』『聖戦』『赤の脅威』『必勝の信念』『肉弾一等兵』というラインナップになっていたようです。内容は全然分かりません。また改めて探してみたいとは思いますが、どこに残っていることやら…。

展覧会もまたプロパガンダの一つです。大変に熱心に行われていたことが分かります。引き続き、当該の機関紙を追っていく予定です。

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