ヒラリーさんのメール問題でFBIは訴追しないことになった件

ヒラリーさんが土曜日にメール問題に関する疑惑でFBIの事情聴取を受けた件ですが、FBIのコミー長官が訴追しないと記者会見で発表し、これにて一件落着ということになりました。事情聴取があった時は、これはもしかすると…という気もしましたが、ヒラリーさんサイドとしては神の恩寵に感謝というところだと思います。メール問題は「極めて重大なミス」だとコミー長官は言っていますが、刑事罰を受けなければいけないようなことではないそうです。「政治的な判断ではない」とも述べています。

人によっては「コミーはオバマにFBIの長官にしてもらった男だから、オバマになんか言われたんじゃないのか」という勘ぐりをするかも知れません。そういうことがあってもおかしくはないですが、法治社会ですから、それでも訴追されない以上、ヒラリーさんは潔白だという前提で話を進めていかなくてはいけません。

政府部内にはヒラリー氏をなんとかして追い落としたいグループがいるとまことしやかに語られることもありますが、もしそういう人たちがいるとすれば、メール問題は最大の球だったはずですので、落胆しているに違いありません。次の球を仕込んでくるかどうかは我々には分かりませんが、大統領選挙は何があるかわかりませんので、じっと見ているしかないです。

これで民主党サイドは祝賀ムードになると思いますが、共和党サイドはがっかりモードに入っているはずです。トランプ氏やジュリアーニ氏が「そんなばかな」的な発信をしています。

ヒラリーさんは致命傷を回避することに成功し、この状態で終盤戦へと入っていくとすれば、お金もないし共和党をまとめきれていないトランプ氏が一方的に不利と言えます。

ヒラリー氏はさんざん危ないと言われてきましたが、バーニーサンダース氏の猛追を封じ、メール問題の危機から脱却し、今後、直接対決討論会で横綱相撲を見せる可能性もあります。やはりさすがです。本気を出したらすごいというところだと思います。オバマさんもサンダース氏と直接話すなど、援護射撃が効果を出しているように見えます。

もしこのまま、他に材料のないまま終盤戦へと入って行けば、カリフォルニアのような選挙人の数の多い州を押さえ、ヒラリー氏圧勝も視野に入ってくると思います。

ふと思うのは、これだけ手傷を負ったヒラリーさんが有利なのは、対戦相手がトランプ氏だからなので、たとえばマルコルビオさんだったり、ジェブブッシュさんのような人が共和党で指名されていたら、またちょっと違ったのではないか。ということです。そういう意味では、トランプ氏を選んでしまった時点で共和党のオウンゴールなのかも知れません。イギリスのEU離脱派だったボリスジョンソンさんやファラージさんが自ら退いていくという現象も、「やっぱり煽っている政治家っていざとなったら逃げるんだね」という印象を与え、煽りが得意なトランプ氏に間接的に打撃を与える気もします。

とはいえ、まだ分かりません。今年は特に何が起きるか分かりません。これからも見守りたいです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください