モンサンミシェル

モンサンミシェルに行った時の話

世界遺産にも登録されているモンサンミシェルは、児玉清さんの『アタック25』に優勝すると行けるというだけで私にとっては随分とプレミア感がある場所です。

ベルサイユでもバルビゾンでも自力で地下鉄、鉄道、バスと乗り継いで行きましたが、モンサンミシェルだけは自力で行く自信がなく、鉄道が通ってるかどうかも分かりませんし、バスは一本間違えればどこへ行くかも分からないという不安があって、現地でにオプショナルツアーに申し込みました。「ノルマンディとモンサンミシェル昼食付き」の日帰りツアーです。モンサンミシェルは遠いです。パリから400キロくらい離れています。東京と名古屋くらいの距離がありますから、ほとんどバスの中です。モンサンミシェルを見ることさえできれば満足だツアーです。パリに戻ってくるときは深夜です。

高速道路で西へ西へと向かう旅は、第二次世界大戦の時、ノルマンディ上陸以降にパリへ向かった連合軍とちょうど反対方向です。バスから見える平地を眺めれば、この辺り一帯で連合軍とドイツ軍が撃ち合っていたのかなぁというような想像力が働きます。
620320_4641847503125_1507846222_o

ノルマンディで15分くらいの休憩が入ります。これでツアーの名目通りノルマンディに行ったことになるので約束は一つ果たされました。かわいい家が並んでいます。ノルマンディ上陸があった場所は近いのでしょうけれど、映画で観るのは砂浜に向かって上陸していく様子なので、私が訪れたような港湾が整備されている場所という感じではありません。ただ、上陸したラインはけっこう長いらしく、映画でやるのは一番激戦だった場面を再現しているので、簡単には判断ができません。
ノルマンディ

ノルマンディを後にしてモンサンミシェルが見えるレストランで昼食を済ませ、いよいよ念願のモンサンミシェル突入です。モンサンミシェルへと続く道は潮が満ちると海に沈み、潮が引いている時だけ渡れるという場所で、かつてから巡礼の人が難儀する場所として知られていましたが、最近は近くで水利工事が行われて以降、砂がたまるようになり、全然そういう心配はないそうです。しっかり道が整備されていて、安全にわたれます。

モンサンミシェルは修道院として建てられましたが、砦だった時もあれば監獄として利用されていたこともあるそうです。修道院として使う場所としては、ここは世間から隔絶されて瞑想生活に入るのに適しているように見えます。『薔薇の名前』の修道院もこんな感じか?とも思います。ただ、私の中では薔薇の名前の修道院は山の中です。砦に使用したならば、満潮時に敵が潮で流されていきますので難攻不落感が強いです。世間から隔絶されるという意味では監獄としても最適のように思います。ドームみたいな広い部屋がたくさんあります。お土産屋さんもたくさんあって、仲睦まじい男女がたくさんいます。うらやましいです。海の方に目をやると、広い広い干潟が広がりとてもきれいです。
モンサンミシェルの周囲の干潟

私が『アタック25』に出る前に児玉清さんが亡くなってしまいましたが、自分で行ったので出られなくても満足です。児玉清さん、ありがとうございます。

関連記事
カルチェラタンを歩いた話
パリ解放の話―パリは燃えているか?
シテ島の話

スポンサーリンク


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください