イギリスのEU離脱といろんな人の感情について

イギリスではEU離脱に賛成票を投じたことを後悔している人が結構いるそうです。まさか本当にEU離脱になるとは思っていなくて、残留派をびびらせてやろうくらいの軽い気持ちで離脱に票を入れてしまい「まさか本当に離脱することになるとは思わなかった」と焦っている人がいっぱいいるらしいです。もう一回住民投票をしてほしいという声もあるそうです。普通に考えて、もう一回はないだろうと思いますが、手続き的にもう一回やれるのならやってもいいかも知れません。

日本が国際連盟を脱退したときもクールダウンの期間が二年間与えられていて、その間、日本は律儀に分担金を払っています。二年もあれば気の迷いが晴れて落ち着いた気持で本当に残るか出ていくかを決心することができるだろうということです。日本は二年も冷却期間をもらっているのにそれでも脱退したのですから、本当に当時の指導者はどうかしていると私は思います。松岡洋祐はいろいろな意味で哀れです。本人は脱退するつもりがなかったのに脱退の責任者になってしいました。

ちょっと脱線しましたが、国際連盟にもクールダウン期間があったわけですから、EU離脱にクールダウン期間があっても全然いいと思います。もう一回やらせてほしいというのなら、やらせてあげていいと思います。もちろん、かっこ悪いです。前言撤回とか意思決定のやり直しとかかなりみっともないです。ですが、メンツを言っている場合ではありません。

そもそもEU離脱話は敢えていえば「ふわっとした民意」みたいなものです。その時々でふわふわ変わっていきます。民主主義ですから人々は投票結果に責任があります。それをころころ変えるとか、同じテーマで何度もやるというのは民主主義の仕組みとあまり合わないかも知れません。国民投票やり直しの前例ができると、今後「自分の意に沿わない結果が出たらやり直し大合戦」が繰り返されることになりかねません。そういうのは無理です。ということはこれで終了で、このまま粛々と離脱手続きが進められることになりそうな気配です。

EU加盟国の偉い人が6人並んで記者たちの前に姿を現し「離婚手続きは速やかに進めてほしい。その方がEUの将来像を描くことに集中できる」と声明しています。明らかに怒っています。投票前までヨーロッパ各地で「EUに残ってラブコール」みたいなメッセージがたくさん出されていたので、今はその反動がついているかも知れません。痴情のもつれみたいになっています。別れ話を切り出されてだったら今すぐ出て行け、こっちの方から願い下げだみたいな、売り言葉に買い言葉状態にも見えなくもありません。

多分、もともと、イギリスと大陸は相性がよくなかったのかも知れません。気のせいだとは思いますが、ロンドンの中継映像とEUの偉い人たちの会見の映像からは気候や風土みたいなものが随分違うように感じられます。気質も世界観も私たちの想像以上に違うのかも知れません。なので、だったらどうぞ、と大陸側の人も言いやすいのかも知れません。EUに入っているのにポンドを維持してきたことも、いつでも足抜けできるようにしているみたいで気に入らなかったのかも知れません。

今、ポンドはユーロに対してダダ下がりになっているらしいです。ユーロよりもポンドの受ける打撃が大きいとの観測が強いみたいです。ただ、短期的なものは投機マネーで上がったり下がったりするので、上げるだけ上げていきなり落としたりしてくることもあるので、短期的なこと、数日の動きだけでは何とも言えません。

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