パリのフリーメイソン博物館

パリのフリーメイソン博物館に行った時の話

パリのフリーメイソン博物館はわりと庶民的な場所に建っています。建物のある通りには中華料理屋さんとかクレープ屋さんとかがあって、観光客というよりは地元の人がよく利用している場所といった感じです。その通りに一つだけやたら近代的な、またはやたらポストモダン的な派手な建物があります。映画館かアトラクションかどちらかだろうと私は前を通るたびに思っていたのですが、ホテルの人に「フリーメイソン博物館に行きたい」と話したところ、道と住所を教えてもらって辿り着いたのが、そのやたらと派手な建物でした。

フリーメイソン博物館に入るのは緊張します。都市伝説とかでいろいろ聞いているので、どんなところか不安になります。入場料を払うところで「フリーメイソンの会員でなければ入れない」とか言われたらどうしようと思います。しかし普通にお金を払ったら入れます。多分、クレジットカードもOKです。チケット売り場には30代くらいの男性がいて、ちょっと強面です。私が近づいていくと普通に英語で値段を教えてくれて、手際よくチケットを渡してくれました。スタッフの人の前でカメラを取り出しましたが、何も言われません。スタッフの人の目の前でシャッターを切っても何も言われません。ご自由にどうぞという感じです。

お皿とかいろいろな日常的に使う道具が展示されていて、どの展示品にも有名な定規とコンパスのシンボルマークが描かれています。説明は全部フランス語なので、何が書いてるのかはよく分かりません。フランス語は基本の文法は勉強したことがあって、語彙は英語と似ているのもの多いので、説明の文とにらめっこしているとだんだん分かってくることもありますが、いっぱい説明文があるので疲れてしまうので読むのは諦めました。展示されている品物は定規とコンパスの絵が描かれている以外はたいてい、いたって普通のもので、都市伝説的に大騒ぎしなければいけないようなものは特にありません。客はほとんど入っていません。秘密結社なのにこんなに堂々と博物館をやっていいのかという疑問は解決しませんが、スタッフの人に質問しても多分、「文句あるのか」くらいのことしか言われない気がするので、その疑問については気にしないということにしました。でっかいパピルスみたいなのにいろいろ書いてあるのがありましたが、何が書いてあるのか分からないので、分かったふりをして2,3分眺めて通り過ぎました。

隣には年季の入った感じの本屋さんがあったので入ってみると、フリーメイソン関連の本ばっかりです。ほとんどフランス語の本で、ちょっとくらい英語の本もあったと思います。『フランス革命とフリーメイソン』みたいな本もあります。フリーメイソンって実は大っぴらな組織なのではないかという気がしてなりません。フリーメイソンの理念は「自由・平等・博愛」です。私も自由平等博愛には賛成です。いい理念です。ということはフリーメイソンは良い組織なのではないかという気がします。実態を知りませんので推測です。私の推測ではいい組織です。20年くらい前にフリーメイソン結成195周年記念の儀式みたいなのがマスコミに公開されて、セレモニーマスターみたいなことをしているのは英国王室のエジンバラ公でした。フリーメイソンの一番偉い人がエジンバラ公なら信用もばっちりです。偽有栖川宮みたいな人がトップに出てきたら怪しいですが、そういうわけではありません。

アメリカ独立戦争のバックにはフリーメイソンがいたという話があります。明治維新もフリーメイソンがやったという人もいます。フランス革命もフリーメイソンがやったとすれば、大体どんなことを目指しているのか方向性が見えてきます。都市伝説や推測を集めて私がさらに想像力をたくましくしているのだけなので、本当のことは分かりません。珍しい博物館に入れてよかったです。東京にも作ってほしいです。フリーメイソンの会員になってみたいです。誰かに誘ってほしいです。


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